群雲、関ヶ原へ

4334743137 群雲、関ヶ原へ〈上〉 (光文社時代小説文庫)
岳 宏一郎
光文社 2007-09-06

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慶長三年八月、太閤逝く―。秀吉の遺法を犯して、その勢力を伸ばさんとする家康の権謀。対峙する石田三成は、上杉景勝と結んで、東西挟撃の策を練る。迫り来る動乱の機運に、自らと一族の明日を賭ける群雄たち。日本史上最大の合戦をめぐる男たちの生きざまを、厖大な史料を駆使して、雄渾かつ精緻な筆致で描き上げた史上最強の歴史巨編、待望の登場。

4334743145 群雲、関ヶ原へ〈下〉 (光文社時代小説文庫)
岳 宏一郎
光文社 2007-09-06

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豊家子飼いの福島、黒田らを率いて、上杉討伐の軍旅に立った家康に、三成挙兵の報が届く。揺れる小山評定は、家康の深謀によって制せられ、東軍は反転、南下西上した。待ち受ける西軍は、毛利を大将に、その数、十万。圧倒的有利な地の利を構えて、いま、東軍を関ヶ原に迎えた!数百人もの登場人物の熱い息吹が聞こえてくる、瞠目感涙の歴史巨編、堂々の完結編。


時代:1598年(慶長三年)〜1602年(慶長七年)
著者:岳宏一郎
出版:光文社文庫
発行:2007年9月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 上杉家の会津移封から始まり、関ヶ原の戦いまでを舞台とした超長編小説。群像小説なので、主人公が誰なのか、なかなか判断が難しいのですが、あえて言うなら、やはりクライマックスが関ヶ原なので、家康と脇役・三成でしょうか。しかし、登場する武将が非常に多い。しかも、一人ひとりについての冷静な、そしてフラットな人物観照が際立ち、彼らの関ヶ原における選択の背景にある心理には、常に納得をしながら読み終えました。

 ■ 主人公
徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 脇役
石田三成(いしだみつなり)

 ■ 登場する武将
豊臣秀吉(とよとみひでよし) 前田利家(まえだとしいえ)
上杉景勝(うえすぎかげかつ) 佐竹義宣(さたけよしのぶ)
直江兼続(なおえかねつぐ) 増田長盛(ましだながもり)
浅野長政(あさのながまさ) 宇喜多秀家(うきたひでいえ)
前田玄以(まえだげんい) 八十島道与(やそじまどうよ)
徳永寿昌(とくながながまさ) 小西行長(こにしゆきなが)
宗義智(そうよしとし) 加藤清正(かとうきよまさ)
伊達政宗(だてまさむね) 黒田如水(くろだじょすい)
吉川広家(きっかわひろいえ) 毛利輝元(もうりてるもと)
本多正信(ほんだまさのぶ) 島津竜伯(しまづりゅうはく)
榊原康政(さかきばらやすまさ) 本多忠勝(ほんだただかつ)
長宗我部元親(ちょうそかべもとちか) 細川幽斎(ほそかわゆうさい)
島津義弘(しまづよしひろ) 福島正則(ふくしままさのり)
島左近(しまさこん) 蒲生郷舎(がもうさといえ)
田中吉政(たなかよしまさ) 大谷吉継(おおたによしつぐ)
池田輝政(いけだてるまさ) 織田信包(おだのぶかね)
黒田長政(くろだながまさ) 堀尾吉晴(ほりおよしはる)
細川忠興(ほそかわただおき) 前田利長(まえだとしなが)
藤堂高虎(とうどうたかとら) 井伊直政(いいなおまさ)
結城秀康(ゆうきひでやす) 長束正家(なつかまさいえ)
丹羽長重(にわながしげ) 前田慶次郎(まえだけいじろう)
藤田信吉(ふじたのぶよし) 伊奈図書(いなずしょ)
堀秀治(ほりひではる) 最上義光(もがみよしあき)
鳥居元忠(とりいもとただ) 京極高次(きょうごくたかつぐ)
平塚為広(ひらつかためひろ) 安国寺恵瓊(あんこくじえけい)
山崎家盛(やまざきいえもり) 母里太兵衛(もりたへえ)
大木土佐(おおきとさ) 有馬則頼(ありまのりより)
有馬豊氏(ありまとようじ) 蜂須賀家政(はちすかいえまさ)
小笠原少斎(おがさわらしょうさい) 鍋島勝茂(なべしまかつしげ)
竜造寺家久(りゅうぞうじいえひさ) 鍋島直茂(なべしまなおしげ)
小早川秀秋(こばやかわひであき) 木下勝俊(きのしたかつとし)
花房助兵衛(はなぶさすけのひょうえ) 佐野綱正(さのつなまさ)
真田昌幸(さなだまさゆき) 真田信幸(さなだのぶゆき)
真田信繁(さなだのぶしげ) 山内一豊(やまうちかずとよ)
堀尾忠氏(ほりおただうじ) 大音新介(おおとしんすけ)
丸毛三郎兵衛(まるもさぶろべえ) 川尻直次(かわじりなおつぐ)
伊藤彦兵衛(いとうひこべえ) 織田秀信(おだひでのぶ)
木造具正(こづくりともまさ) 佐久間正勝(さくままさかつ)
九鬼嘉隆(くきよしたか) 小浜景隆(おばまかげたか)
九鬼守隆(くきもりたか) 氏家行広(うじいえゆきひろ)
京極高知(きょうごくたかとも) 田丸直昌(たまるなおまさ)
村越茂助(むらこしもすけ) 堀直政(ほりなおまさ)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 島津豊久(しまづとよひさ)
長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか) 平岡頼勝(ひらおかよりかつ)
明石全登(あかしてるずみ) 寺沢広高(てらさわひろたか)
毛利秀元(もうりひでもと) 大山伯耆(おおやまほうき)
生駒一正(いこまかずまさ) 松野主馬(まつのしゅめ)
戸田勝成(とだかつしげ) 織田有楽(おだうらく)
蒲生備中(がもうびっちゅう) 岡野左内(おかのさない)
甘糟景継(あまかすかげつぐ)

 ■ その他の登場する人物
承兌(しょうたい) 島井宗室(しまいそうしつ)
沈惟敬(しんいけい) 豊臣秀頼(とよとみひでより)
淀殿(よどどの) 孝蔵主(こうぞうず)
松の丸殿(まつのまるどの) 細川ガラシア(ほそかわがらしあ)
千代(ちよ) 上林竹庵(かんばやしたけあん)
お初(おはつ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.2.13
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