織田信長

織田信長(1)無門三略の巻
吉法師(信長)は、奔放奇抜な振るまいで家中のひんしゅくを買う”うつけ者”だが、燕雀(えんじゃく)いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らん。手始めは尾張織田の統一だ。美濃の梟雄(きょうゆう)斎藤道三から娘の濃姫を娶った信長は、アンチ信長派の旗印となっている弟の殺害を決意した。戦国の世に彗星のごとく出現した驕児の若き日々。




織田信長(2)桶狭間の巻
天下を狙う駿府の今川義元は、遂に総力をあげて美々しく上洛の旅についた。尾張など眼中にない。抵抗すればもみ潰せ。屈服か、滅亡覚悟の抗戦か。信長は秘策を胸に動じない。だが義元が桶狭間に入ったと聞くや、者ども続け、と飛び出した。折から暴風雨襲来。天は、革命児・信長に味方した。




織田信長(3)侵略怒濤の巻
今川義元を討った信長の武名は、いちやく天下に轟いたが、諸国はまだ彼の天下統一の野望までは知らない。三河の松平元康(徳川家康)と同盟を結んだ信長は、戦国武将として始めて入洛。堺では大量の鉄砲を仕入れ、次なる敵への配備を固めた。それは美濃稲葉山の斎藤龍興。不落を誇るこの城の攻略法は?




織田信長(4)天下布武の巻
朝倉義景攻めで越前に入った織田・徳川連合軍の背後で、浅井長政が叛いた。妹婿を信じた不覚。生命からがら京へ戻った信長は、ついに叡山の焼打ち、皆殺しに踏みきった。これが武田信玄の上洛を促す。その途上での信玄の突然の死。四面楚歌の中で雄叫びを続けていた信長は救われた。次は長政を討つ!




織田信長(5)本能寺の巻
信長の前途は明るい。叡山、本願寺の焼打ちで仏敵の汚名は着ても、立ちふさがる敵は、武田勝頼、中国毛利、そして上杉謙信のみ。その謙信が死ぬ。長篠の合戦で武田軍を追い散らした信長の天下統一は目前。だが―明智光秀、本能寺に主君を弑する。時代を先駆けた不世出の天才は笑って死んだ。完結篇。




時代:1548年(天文十七年)〜1582年(天正十年)
著者:山岡荘八
出版:山岡荘八歴史文庫
発行:1987年9月

以下の書店で購入できます。


Amazon.co.jp アソシエイト
織田信長〈1 無門三略の巻〉
織田信長〈2 桶狭間の巻〉
織田信長〈3 侵略怒涛の巻〉
織田信長〈4 天下布武の巻〉
織田信長〈5 本能寺の巻〉
を買う



織田信長(1)

織田信長(2)
織田信長(3)
織田信長(4)
織田信長(5)
を買う



織田信長(1)無門三略の巻
織田信長(2)桶狭間の巻
織田信長(3)侵略怒濤の巻

織田信長(4)天下布武の巻
織田信長(5)本能寺の巻
を買う


 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 織田信長の生涯を描いた長編です。秀吉や半兵衛を超える智謀・信長が爽快です。さらに、信長を超える濃姫の深謀も楽しく、長編ながら一気に読めてしまう傑作。かなり古い本ながらも、とても新鮮な内容で、さすが山岡荘八!

 ■ 主人公
織田信長(おだのぶなが)


 ■ 脇役
濃姫(のうひめ) 明智光秀(あけちみつひで)

 ■ 登場する武将
平手政秀(ひらてまさひで) *村松春利(むらまつはるとし)
斎藤道三(さいとうどうさん) 織田信秀(おだのぶひで)
柴田勝家(しばたかついえ) 佐久間信盛(さくまのぶもり)
林通勝(はやしみちかつ) 林通具(はやしみちとも)
徳川家康(とくがわいえやす) 織田信行(おだのぶゆき)
織田信友(おだのぶとも) 坂井大膳(さかいだいぜん)
前田利家(まえだとしいえ) 丹羽長秀(にわながひで)
織田信清(おだのぶきよ) 猪子兵助(いのこへいすけ)
堀田道空(ほったどうくう) 森三左衛門(もりさんざえもん)
織田信光(おだのぶみつ) 坂井孫八郎(さかいまごはちろう)
*角田岩見(かどたいわみ) *田島肥前(たじまひぜん)
斉藤龍興(さいとうたつおき) 武井助直(たけいすけなお)
*道家孫八郎(どうけまごはちろう) 羽柴秀吉(はしばひでよし)
佐久間大学(さくまだいがく) *佐々蔵人(さっさくらんど)
*都築十蔵(つづきじゅうぞう) *箱羽半左衛門(はこばさんざえもん)
*石橋千九郎(いしばしせんくろう) 蜂須賀正勝(はちすかまさかつ)
今川義元(いまがわよしもと) 簗田政綱(やなだまさつな)
服部小平太(はっとりこへいた) 毛利新助(もうりしんすけ)
*梅津玄旨斎(うめづげんしさい) 池田勝三郎(いけだしょうざぶろう)
蜂谷兵庫(はちやひょうご) 金森五郎八(かなもりごろはち)
足利義輝(あしかがよしてる) ソロリ新左衛門(そろりしんざえもん)
斉藤義龍(さいとうよしたつ) 日根野備中(ひねのびっちゅう)
*平野美作(ひらのみまさ) 滝川一益(たきがわかずます)
*服部右京亮(はっとりうきょうのすけ) 竹中半兵衛(たけなかはんべえ)
大沢治郎左衛門(おおさわじろうざえもん) 安藤伊賀守(あんどういがのかみ)
細川藤孝(ほそかわふじたか) 朝倉義景(あさくらよしかげ)
足利義昭(あしかがよしあき) 浅井長政(あざいながまさ)
遠藤喜右衛門(えんどうきえもん) 浅井久政(あざいひさまさ)
佐々木承禎(ささきじょうてい) 蒲生賢秀(がもうかたひで)
蒲生快幹(がもうかいかん) 蒲生鶴千代(がもうつるちよ)
朝倉景恒(あさくらかげつね) 松永久秀(まつながひさひで)
小野木土佐(おのきとさ) 真柄直隆(まがらなおたか)
安養寺三郎左衛門(あんようじさぶろうざえもん) 下間頼廉(しもつまよりかど)
織田信忠(おだのぶただ) 織田信雄(おだのぶかつ)
織田信孝(おだのぶたか) 武田信玄(たけだしんげん)
平手汎秀(ひらてひろひで) 大久保忠世(おおくぼただよ)
夏目正吉(なつめまさよし) 鳥居三左衛門(とりいさんざえもん)
朝倉景鏡(あさくらかげあき) 不破河内(ふわかわち)
森長可(もりながよし) 浅井親政(あざいちかまさ)
赤尾美作(あかおみまさか) 奥平貞昌(おくだいらさだまさ)
鳥居強右衛門(とりいすねえもん) 穴山梅雪(あなやまばいせつ)
武田勝頼(たけだかつより) 跡部勝資(あとべかつすけ)
鳥居元忠(とりいもとただ) 酒井忠次(さかいただつぐ)
山県三郎兵衛(やまがたさぶろべえ) 七里頼周(しちりよりかね)
鈴木孫一(すずきまごいち) 佐々成政(さっさなりまさ)
上杉謙信(うえすぎけんしん) *深谷源助(ふかやげんすけ)
松井夕閑(まついゆうかん) 佐久間盛政(さくまもりまさ)
森蘭丸(もりらんまる) 明智秀満(あけちひでみつ)
木曾義昌(きそよしまさ) *青山与総(あおやまよそう)
明智光慶(あけちみつよし) 村井長門守(むらいながとのかみ)
安田作兵衛(やすださくべえ)


 ■ その他の登場人物
*各務野(かがみの) 土田御前(どだごぜん)
岩室殿(いわむろどの) 市姫(いちひめ)
愛智十阿弥(あいちじゅうあみ) *刈葉(かりは)
お類(おるい) *奈々(なな)
*深雪(みゆき) *根阿弥(ねあみ)
お松(おまつ) 山科言継(やましなときつぐ)
*阿蘭(おらん) *納屋庄左衛門(なやしょうざえもん)
*小寿江(こずえ) *鹿野(しかの)
徳姫(とくひめ) 雪姫(ゆきひめ)
沢彦和尚(たくげんおしょう) *夕菴和尚(せきあんおしょう)
里村紹巴(さとむらじょうは) 本願寺光佐(ほんがんじこうさ)
*鶴若太夫(つるわかだゆう) *福寿庵(ふくじゅあん)
*お京(おきょう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

HOMEへ戻る 【戦国本一覧

Copyright 2002 All rights reserved. Produced by Kazusanosuke