加藤清正
加藤清正〈上〉 (文春文庫)
海音寺 潮五郎
文藝春秋 1986-06
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十五歳で木下藤吉郎(のちの秀吉)に仕えた虎之助(清正)は、股肱と頼む肉親の少い秀吉の重用に応えて、山崎、賎ケ嶽はじめ数々の合戦に名をあげ、ついに肥後の太守となった。小田原城を陥した秀吉を出迎えて、清正はともに故郷中村に錦を飾る。翌天正19年、太閣となった秀吉は朝鮮出兵を決意し、清正と小西行長に先鋒を命じた。
加藤清正〈下〉 (文春文庫)
海音寺 潮五郎
文藝春秋 1986-06
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秀吉の死によって朝鮮出兵は不毛のうちに終る。清正・行長の間に根深い対立を残しただけだった。武断派と文治派を代表するその対立は、関ヶ原の勝敗を分ける決め手ともなり、世は徳川氏のものとなった。慶長16年、家康と秀頼の対面が無事終るのを見届けた清正は領国熊本でその生を終える。大阪夏の陣はその僅か4年後だった。
時代:1573年(天正元年)〜1611年(慶長十六年)
著者:
海音寺潮五郎
出版:文春文庫
発行:1986年6月
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■
上総介の評価
★★★★☆
豊臣家の譜代の大名の代表である加藤清正の生涯を描いた作品です。秀吉を慕い、没後も豊臣家の安泰のために力を尽くした姿が印象的でした。あくまでも現実を見据えての対処は猛将として名高い清正の印象からは意外なところがありました。もう少し長生きできたら、豊臣家も現代まで残っていたかもしれません。
■
主人公
加藤清正
(かとうきよまさ)
■
脇役
豊臣秀吉
(とよとみひでよし)
小西行長
(こにしゆきなが)
淀殿
(よどどの)
■
登場する武将
石田三成
(いしだみつなり)
福島正則
(ふくいしままさのり)
山中鹿之介
(やまなかしかのすけ)
亀井茲矩
(かめいこれのり)
黒田官兵衛
(くろだかんべえ)
蜂須賀正勝
(はちすかまさかつ)
安国寺恵瓊
(あんこくじえけい)
柴田勝家
(しばたかついえ)
佐久間盛政
(さくまもりまさ)
毛受勝介
(めんじゅしょうすけ)
前田利家
(まえだとしいえ)
織田信雄
(おだのぶかつ)
飯田覚兵衛
(いいだかくべえ)
佐々成政
(さっさなりまさ)
浅野長政
(あさのながまさ)
鍋島直茂
(なべしまなおしげ)
松浦鎮信
(まつうらしげのぶ)
貴田孫兵衛
(きだまごべえ)
*中富兵馬(なかとみへいま)
相良長毎
(さがらながつね)
森本義太夫
(もりもとぎだゆう)
増田長盛
(ましだながもり)
徳川家康
(とくがわいえやす)
浅野幸長
(あさのよしなが)
三宅角左衛門
(みやけかくざえもん)
大木土佐
(おおきとさ)
片桐且元
(かたぎりかつもと)
豊臣秀頼
(とよとみひでより)
本多正信
(ほんだまさのぶ)
徳川秀忠
(とくがわひでただ)
■
その他の登場人物
*お沢(おさわ)
ねね
*徳五郎(とくごろう)
沈惟敬
(しんいけい)
玄蘇
(げんそ)
*松雲(しょううん)
虎藤
(とらふじ)
林羅山
(はやしらざん)
金官
(きんかん)
*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人
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