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 高台院(こうだいいん) 1549〜1624 お祢・北政所

織田家の臣・杉原定利の娘。寧子、禰々(ねね)、於禰(おねい)と呼ばれる。
伯母の嫁いだ足軽組頭・浅野長勝の養女となる。のちに前田利家の媒酌で木下秀吉と結婚した。
遠征の多い秀吉に代わって政務を代行したと言われ、自分の縁者(浅野長政)を取り立て、秀吉の縁者(加藤清正・福島正則)を子供のころから育てた。そのため清正や正則は生涯ねねを慕ったと言われる。
本能寺の変のとき、秀吉の母・なかと長浜城にいて、明智軍が攻めてくるとの噂から一時領内の大吉寺に身を寄せる。
その後秀吉が天下人となると、北政所と呼ばれ、従一位に叙せられ大阪城に移った。
秀吉の没後は、落飾し高台院と呼ばれる。また、徳川家康に大阪城西の丸を明け渡すなど、家康寄りの行動をした。
また、関ヶ原では弟の子である小早川秀秋に家康に味方するよう説いた。
京の三本木の屋敷で隠棲し、大坂の陣後は徳川家の庇護を受け、大名並みの河内一万三千石の所領で余生を送った。





夫:豊臣秀吉
父:杉原定利、浅野長勝(養父)
子:なし
兄弟:杉原家定(兄)、長慶院(姉)、妹


 ■ 主役の本
王者の妻 秀吉の妻おねね 永井路子 PHP文庫 上・下巻 文庫
おんな太閤記 おねねと秀吉 松永義弘 時代小説文庫 上・下巻 文庫
北ノ政所(「豊臣家の人々」収録) 司馬遼太郎 中公文庫 文庫 ★★★☆☆
北政所おね―大坂の事は、ことの葉もなし 田端泰子 ミネルヴァ書房
北政所と淀殿―豊臣家を守ろうとした妻たち 小和田哲男 吉川弘文館
北政所ねね 土橋治重 成美文庫 文庫
北政所(「戦国の妻たち」収録) 山村竜也 リイド文庫 文庫 ★★☆☆☆
高台院おね 阿井景子 光文社文庫 文庫
炎いくたび 内村幹子 新人物往来社
ゆめの又ゆめ(「弓は袋へ」収録) 白石一郎 新潮社文庫 文庫 ★★★★☆
 ■ 脇役の本
金吾中納言(「豊臣家の人々」収録) 司馬遼太郎 中公文庫 文庫 ★★★★☆
利家とまつ 竹山洋 新潮文庫 上・下巻 文庫 ★★★★★
影の系譜 豊臣家崩壊 杉本 苑子 文春文庫 文庫 ★★★★☆
秀吉の枷 加藤廣 日本経済新聞社 上・下巻 ★★★☆☆
ひとよがたり(「暗鬼」収録) 井沢元彦 新潮文庫 文庫 ★★★☆☆

 ■ 関連グッズ



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