藤堂高虎 家康晩年の腹心、その生涯

藤堂高虎
戦国末期の激動の時代を、己の天賦の才能を駆使しながらしたたかに生き抜いた藤堂高虎。浅井長政の下で初陣を飾った後、阿閉淡路守、羽柴秀長、豊臣秀吉と次々と主君を替え、関ヶ原の戦では家康に属し、ついに伊勢・伊賀22万石の主となった。その後も豊臣恩顧の外様大名でありながら、家康から親藩以上の厚遇を受け、10万石を加増されるに至る。乱世にあって、何を信じて生きるのか?自己の生を忠実にまっとうする以外ない。"ゴマスリ大名"藤堂高虎像を真っ向から打ち破った野心作。




時代:1570年(元亀元年)〜1630年(寛永七年)
著者:徳永真一郎
出版:PHP文庫
発行:1990年10月

単行本
影の人藤堂高虎

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 「ゴマすり大名」「日和見大名」という汚名を課せられている藤堂高虎。この本では彼の作った数々の功績を中心に再評価しています。著者は津市出身なのでかなり弁護的な内容ですが、知られざる高虎の姿が良くわかります。前半は高虎の生きた時代の出来事を事実として追っている展開で、主人公があまり絡んでこないのが残念ですね。

 ■ 主人公
藤堂高虎(とうどうたかとら)


 ■ 脇役
羽柴秀長(はしばひでなが) 徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 登場する武将
藤堂虎高(とうどうとらたか) 浅井長政(あざいながまさ)
阿閉貞秀(あつじさだひで) 磯野員昌(いそのかずまさ)
織田信澄(おだのぶずみ) 大木長右衛門(おおきちょうえもん)
羽柴秀吉(はしばひでよし) 織田信長(おだのぶなが)
増田長盛(ましだながもり) 生駒親正(いこまちかまさ)
加藤嘉明(かとうよしあき) 前田利家(まえだとしいえ)
長束正家(ながつかまさいえ) 石田三成(いしだみつなり)
福島正則(ふくしままさのり) 島左近(しまさこん)
小早川秀秋(こばやかわひであき) 大谷吉継(おおたによしつぐ)
藤堂高刑(とうどうたかのり) 湯浅五助(ゆあさごすけ)
渡辺勘兵衛(わたなべかんべえ) 藤堂高吉(とうどうたかよし)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 藤堂良勝(とうどうよしかつ)
本多正信(ほんだまさのぶ) 藤堂高清(とうどうたかきよ)
藤堂正高(とうどうまさたか) 板倉勝重(いたくらかつしげ)


 ■ その他の登場人物
*おとら お久(おひさ)
天海(てんかい) 以心崇伝(いしんすうでん)
近衛信尋(このえのぶひろ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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