まつと家康 明日を築く闘い

4894569671まつと家康―明日を築く闘い (時代小説文庫)
祖父江 一郎
角川春樹事務所 2002-04

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前田利家、そして重臣として活躍しながら殉死を命じられた片山延高。二人の死後、いよいよ深まる徳川家康と石田三成の確執は、両陣営の直接対決を不可避のものとした。出家して芳春院と名を変えた前田まつは、「徳川を本尊・加賀を脇侍」として戦いの世を終わらせようとした延高の遺志を継ぐべく、徳川家に対して行動を起こすのだった。一方、家康は関ヶ原を決戦の地と定めた三成の策を読み、着々と戦支度を進めていく。戦国末期をみずみずしい筆致で描く時代小説の傑作。


時代:1599年(慶長四年)〜1600年(慶長五年)
著者:祖父江一郎
出版:ハルキ文庫
発行:2002年4月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 「加賀芳春記―ある逆臣の生涯」の続編で、片山伊賀守延高の没後のお話。前作でのヒーローである延高の遺志を継ごうとする家康・まつ・正木左兵衛・本多正信らによる戦のない世作りの過程を描いています。主人公がよくわからない状態で、あえて言えば正信でしょうか。それにしても、正純が登場しないで関ヶ原で物語が終わっているので、登場させればもっと幅のある話になったのかなと思ったりします。登場人物の中では甚平が味のある人物でよかったです。

 ■ 主人公
本多正信(ほんだまさのぶ)

 ■ 脇役
正木左兵衛(まさきさへえ) 徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 登場する武将
直江兼続(なおえかねつぐ) 片山助五郎(かたやますけごろう)
*片山延行(かたやまのぶゆき) *磐田甚平(いわたじんべい)
細川忠興(ほそかわただおき) 鳥居元忠(とりいもとただ)
石田三成(いしだみつなり) 島勝猛(しまかつたけ)
蒲生郷舎(がもうさといえ) 前田利長(まえだとしなが)
篠原出羽(しのはらでわ) 服部半蔵(はっとりはんぞう)
石田正澄(いしだまさずみ) 安国寺恵瓊(あんこくじえけい)
大谷吉継(おおたによしつぐ) 湯浅五助(ゆあさごすけ)
榊原康政(さかきばらやすまさ) 小早川秀秋(こばやかわひであき)
稲葉正成(いなばまさなり) 村井長頼(むらいながより)
奥村永富(おくむらながとみ) 高畠石見(たかはたいわみ)
宇喜多秀家(うきたひでいえ) 明石掃部(あかしかもん)
中村刑部(なかむらぎょうぶ) 新免武蔵(しんめんむさし)
横山長知(よこやまながとも) 上杉景勝(うえすぎかげかつ)
藤田能登(ふじたのと) 大国但馬(おおくにたじま)
車丹波(くるまたんば) 京極高次(きょうごくたかつぐ)
井伊直政(いいなおまさ) 島津義弘(しまづよしひろ)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 吉川広家(きっかわひろいえ)
島津豊久(しまづとよひさ) 平岡石見(ひらおかいわみ)
八十島助右衛門(いそじますけえもん) 福島正則(ふくしままさのり)

 ■ その他の登場する人物
*三田村筑後(みたむらちくご) 芳春院(ほうしゅんいん)
淀殿(よどどの) 南御方(みなみのおんかた)
北政所(きたのまんどころ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2008.12.18
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