本能寺

404368701X 本能寺〈上〉
池宮 彰一郎
角川書店 2004-01

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織田信長―群雄割拠する戦国の世、尾張の国に時代を凌駕する一人の天才が出現した。目を奪うきらびやかな軍装、常識を超えた鉄砲・長槍の戦術、そして足利将軍の政治的利用から破格の人材登用に至るまで、強烈な美意識と凄まじいまでの発想が、旧体制の既得権一切を破壊し、中世から近世へと歴史の扉をこじ開けてゆく。卓越した才を誇る家臣の明智光秀や木下藤吉郎の理解さえ拒み、孤高に君臨する主君信長。その心奥に潜む壮絶な精神と雄大な構想に迫る画期的歴史長編。

4043687028 本能寺〈下〉
池宮 彰一郎
角川書店 2004-01

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鬼神のごとき機動力で、宿敵浅井・朝倉氏を屠り、戦国時代最強の武田軍団を殲滅し、石山本願寺宗徒を殺戮する信長。一方で宣教師に西洋の知識を求め、壮麗な安土城を築き、市場経済の改革を進める信長。―人間五十年、戦乱の収拾と新時代の創造には、残された時があまりにも少ない。それを知った英傑は、明智光秀こそ偉業の後継者と思い定める。しかしその決断には、時代と隔絶した天才ゆえの悲劇が…。日本史上最大の謎とされる本能寺ノ変に斬新な解釈で挑む歴史大作。


時代:1568年(永禄十一年)〜1582年(天正十年)
著者:池宮彰一郎
出版:角川文庫
発行:2004年01月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 本能寺の変をクライマックスとして、信長と光秀の関係を中心に描いた小説です。著者の信長びいきが読む人に賛否両論を起こし、信長が目指した世界にも異論が多々あると思いますが、本能寺の変の謎の新機軸としては価値ある本と思います。小説の構成としては大変楽しめる一冊です。

 ■ 主人公
明智光秀(あけちみつひで)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが) 細川藤孝(ほそかわふじたか)

 ■ 登場する武将
猪子兵介(いのこひょうすけ) 福富平左衛門(ふくずみへいざえもん)
羽柴秀吉(はしばひでよし) 足利義昭(あしかがよしあき)
林秀貞(はやしひでさだ) 六角承禎(ろっかくじょうてい)
明智秀満(あけちひでみつ) 竹中半兵衛(たけなかはんべえ)
徳川家康(とくがわいえやす) 浅井長政(あざいながまさ)
武田信玄(たけだしんげん) 本多忠勝(ほんだただかつ)
浅井久政(あざいひさまさ) 朝倉義景(あさくらよしかげ)
柴田勝家(しばたかついえ) 丹羽長秀(にわながひで)
松永久秀(まつながひさひで) 安国寺恵瓊(あんこくじえけい)
鈴木重秀(すずきしげひで) 武田勝頼(たけだかつより)
鳥居強右衛門(とりいすねえもん) 酒井忠次(さかいただつぐ)
馬場信春(ばばのぶはる) 山県昌景(やまがたまさかげ)
九鬼嘉隆(くきよしたか) 荒木村重(あらきむらしげ)
黒田官兵衛(くろだかんべえ) 佐久間信盛(さくまのぶもり)
石川数正(いしかわかずまさ) 亀井茲矩(かめいこれのり)
山名豊国(やまなとよくに) 吉川経家(きっかわつねいえ)
穴山梅雪(あなやまばいせつ) 織田信忠(おだのぶただ)

 ■ その他の登場する人物
千宗易(せんのそうえき) *賢珍(けんちん)
顕如光佐(けんにょこうさ) 今井宗久(いまいそうきゅう)
近衛前久(このえさきひさ) ヴァリニァーノ
ルイス・フロイス オルガンティーノ
里村紹巴(さとむらじょうは)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.11.28
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