忍びの女

忍びの女 上 (1) 忍びの女 上 (1)
池波 正太郎

忍びの女 下    講談社文庫 い 4-2 忍びの風〈1〉 忍びの風〈2〉 忍びの風〈3〉 蝶の戦記〈上〉

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秀吉没後、諸大名の暗闘が募り、天下分け目の決戦は必至。豊臣家の猛将福島正則に接近した徳川方の女忍者小たまの探索が始まった。ところが、武辺一方の無邪気な正則をいつしか愛しく想うようになる……。覇権をめぐる男たちの野望がついに関ヶ原に激突。戦国の世を疾駆する女忍者の活躍を描く傑作長編。

忍びの女 下    講談社文庫 い 4-2 忍びの女 下  講談社文庫 い 4-2
池波 正太郎


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関ヶ原と2度の大阪攻めで豊臣家は根絶、徳川の天下となって、戦場を駆ける武士たちの世は終った。正則は幕府の謀略にかかり、老残の身を信濃に逼塞、忽然と現われた小たまの腕の中で、悔恨を胸に淋しく息絶える。豪雄福島正則の奮激の生涯と、彼を愛で、戦国の世を疾駆した天性の女忍者の活躍を描く傑作長編。


時代:1599年(慶長四年)〜1624年(寛永元年)
著者:池波正太郎
出版:講談社文庫
発行:1978年2月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 池波氏の忍びシリーズでソレガシが読んだ最後の本となった。
甲賀・伴女忍びの小たまと福島正則の目を通して、関が原の戦いから大阪の陣、そして福島家改易まで描かれている。
剛勇福島正則がいささか女と酒に弱いところがほほえましく、それでいて悲しい武将として描かれ、人情味があふれている。
小たまも忍びの非情さを持ちつつ、正則への奇妙な愛情を示していくさまが面白い。さすが日本が誇るストーリー・テラーだ。

 ■ 主人公
*小たま(こたま)


 ■ 脇役
福島正則(ふくしままさのり)

 ■ 登場する武将
*大辻作兵衛(おおつじさくべえ) 福島正之(ふくしままさゆき)
伴長信(ともながのぶ) 加藤清正(かとうきよまさ)
石田三成(いしだみつなり) 島左近(しまさこん)
結城秀康(ゆうきひでやす) 徳川家康(とくがわいえやす)
藤田能登守(ふじたのとのかみ) 上杉景勝(うえすぎかげかつ)
直江山城守(なおえやまじろのかみ) 黒田長政(くろだながまさ)
鳥居元忠(とりいもとただ) 島津義弘(しまづよしひろ)
村越茂助(むらこしもすけ) 本多忠勝(ほんだただかつ)
井伊直政(いいなおまさ) 宇喜多秀家(うきたひでいえ)
*千本盛勝(せんぼんみりかつ) 真田昌幸(さなだまさゆき)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 真田信之(さなだのぶゆき)
本多忠政(ほんだただまさ) 山中俊房(やまなかとしふさ)
浅野幸長(あさのよしなが) 豊臣秀頼(とよとみひでより)
福島丹波(ふくしまたんば) 真田幸村(さなだゆきむら)
大野治長(おおのはるなが) 豊臣秀頼(とよとみひでより)
本多正純(ほんだまさずみ)


 ■ その他の登場人物
於まさの方(おまさのかた) *松尾才兵衛(まつおさいべえ)
*中畑喜平太(なかはたきへいた) *井之口万蔵(いのくちまんぞう)
*岩根小五郎(いわねこごろう) *不破甚左(ふわじんざ)
*お和佐(おわさ) *九十(くじゅう)
奥村弥五兵衛(おくむらやごべえ) *中根与七(なかねよしち)
*権左(ごんざ) *於喜世(おきよ)
小野のお通(おののおつう) 淀の方(よどのかた)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.07.04
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