真田一族の陰謀

真田一族の陰謀
「うぬ‥‥、外法の者を殺したな。うぬら兄弟、呪うてやるわ、弟が父を殺し、兄が弟を殺す‥‥」老婆は信幸、幸村二人に?みかかるように手をのばし、はたと伏した。
天正9年、真田昌幸は物見楼にのぼり迷っていた。二代仕えた武田が滅びようとしている!真田一族を武田と共に滅ぼしてはならないことだけはわかっていたー。
戦国時代を舞台に小国が生き延びるため親子兄弟、敵味方に別れ、血みどろの戦いをくり広げていく様を真田十勇士の活躍、家康や秀吉の陰謀をまじえて鮮やかに描いた傑作!






時代:1581年(天正九年)〜1615年(慶長二十年)
著者:松永義弘
出版:時代小説文庫
発行:1988年10月


 

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 真田昌幸と信幸・幸村兄弟の野望と陰謀、忍従を描いた小説です。前半は昌幸の生き残りのための謀略を、後半は己の意思に忠実に生きた幸村の、そして脇役になりがちな信幸は生き抜くために忍従をというそれぞれの生きざまを追及しています。

 ■ 主人公
真田昌幸(さなだまさゆき) 真田幸村(さなだゆきむら)


 ■ 脇役
真田信幸(さなだのぶゆき) 徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 登場する武将
武田勝頼(たけだかつより) 木村土佐(きむらとさ)
矢沢頼綱(やざわよりつな) 小山田信茂(おやまだのぶしげ)
長坂長閑(ながさかちょうかん) 跡部勝資(あとべかつすけ)
加津市右衛門(かづいちえもん) 滝川一益(たきがわかずます)
北条氏直(ほうじょううじなお) 由利鎌之助(ゆりかまのすけ)
穴山小助(あなやまこすけ) 大久保忠世(おおくぼただよ)
本多正信(ほんだまさのぶ) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
大谷吉継(おおたによしつぐ) 猪股邦憲(いのまたくにのり)
筧十蔵(かけいじゅうぞう) 柳生宗矩(やぎゅうむねのり)
桑山一晴(くわやまかずはる) 石田三成(いしだみつなり)
根津甚八(ねづじんぱち) 徳川秀忠(とくがわひでただ)
大久保忠隣(おおくぼただちか) 毛利勝永(もうりかつなが)
加藤清正(かとうきよまさ) 海野六郎(うんのろくろう)
*笠取文吾兵衛(かさとりぶんごべえ) 豊臣秀頼(とよとみひでより)
大野治長(おおのはるなが) 土井利勝(どいとしかつ)
真田大助(さなだだいすけ)


 ■ その他の登場人物
*葛鬼外(かずらきがい) *曾呂(そろ)
猿飛佐助(さるとびさすけ) *烏丸(からすまる)
霧隠才蔵(きりがくれさいぞう) 阿梅(おうめ)
淀殿(よどぎみ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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