海将
海将〈上〉
白石 一郎
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堺の薬問屋・小西隆佐は、まだ信長の家臣の1人にすぎない羽柴秀吉に己と一族の将来を賭ける。時は天正、西国の毛利家に対抗するための要となる備前・宇喜多家へ、隆佐は手塩にかけて育て跡継ぎと考えていた18歳の弥九郎を送り込む。わずか10数年後に24万石大名となる小西行長の若かりし日を描いた傑作長編。
海将〈下〉
白石 一郎
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海を知り船を自在に操る小西行長は、豊臣秀吉の西国征服で重要な役割を果たす。だがその心のうちは、宇喜多家に仕えながら小西家の繁栄を願い、悩みに揺れていた。才智の男として歴史に名を残した行長の表と裏を丹念に描いた感動の歴史大作。吉川英治文学賞に輝いた海洋歴史小説の第一人者の筆が冴える。
時代:1575年(天正三年)〜1588年(天正十六年)
著者:
白石一郎
出版:講談社文庫
発行:1999年9月
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■
上総介の評価
★★★★☆
小西行長の半生を描いた作品で、物語は肥後半国の大名になることまでで終わっている。実はこの期間の行長の行動は記録がほとんど残っていない。その期間のその隠された生涯を、想像で掘り起こした作品だ。
■
主人公
小西行長
(このしゆきなが)
■
脇役
豊臣秀吉
(とよとみひでよし)
小西隆佐
(こにしりゅうさ)
■
登場する武将
黒田官兵衛
(くろだかんべえ)
富田平右衛門
(とだへいえもん)
織田信長
(おだのぶなが)
遠藤又次郎
(えんどうまたじろう)
宇喜多秀家
(うきたひでいえ)
宇喜多直家
(うきたなおいえ)
戸川平右衛門
(とがわへいえもん)
岡平内
(おかへいない)
長船吉兵衛
(おさふねきちべえ)
*金光文右衛門(かなみつぶんえもん)
*金光平馬(かなみつへいま)
竹中半兵衛
(たけなかはんべえ)
*安乗丹後(あのりたんご)
宇喜多忠家
(うきたただいえ)
小早川隆景
(こばやかわたかかげ)
清水宗治
(しみずむねはる)
浅野長政
(あさのながまさ)
吉川元春
(きっかわもとはる)
蜂須賀小六
(はちすかころく)
安国寺恵瓊
(あんこくじえけい)
加藤清正
(かとうきよまさ)
片桐且元
(かたぎりかつもと)
高山右近
(たかやまうこん)
仙石秀久
(せんごくひでひさ)
宗義調
(そうよししげ)
増田長盛
(ましだながもり)
蒲生氏郷
(がもううじさと)
■
その他の登場人物
*魚屋九郎右衛門(ととやくろうざえもん)
*お珠(おたま)
小西如清
(こにしじょせい)
*小西庄二郎(こにししょうじろう)
*尊海(そんかい)ドミニカ
*仁兵衛(にへえ)
おふく
*おわさ
松寿丸
(しょうじゅまる)
*彦八(ひこはち)
オルガンチーノ
ガスパル・コエリュ
ルイス・フロイス
*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人
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2005.06.28
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