千世と与一郎の関ヶ原

406215207X 千世と与一郎の関ヶ原 (100周年書き下ろし)
講談社 2009-01-27

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前田利家の娘・千世と細川忠興の嫡男・与一郎は、豊臣秀吉の仲立ちにより結婚し、仲睦まじく暮らしていた。しかし、秀吉の死後、実権を握った徳川家康は、細川家に「前田家との縁者振りを絶つよう」に命じる。忠興から千世を実家に戻すように言われた与一郎は、千世を深く愛していたため、ためらっていた。そんななか、石田三成が反家康同盟を作り、蜂起。忠興の妻・ガラシアは、三成の人質になることを拒み、自害する。天下分け目の戦いが始まった―。


時代:1593年(文禄二年)〜1646年(正保三年)
著者:佐藤雅美
出版:講談社
発行2009年01月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 細川忠興の嫡男・忠隆とその妻で前田利家の娘・千世のお話なのですが、さすがにこの二人で一冊を書くのは難しいと思われ、ほとんどが幽斎と忠興などの細川家の人々の話や時代背景に終始します。忠隆や忠興の弟・興元、忠興の次男・興秋などの運命を知るのもいいかもしれません。

 ■ 主人公
細川忠隆(ほそかわただたか)

 ■ 脇役
細川忠興(ほそかわただおき) 千世(ちよ)

 ■ 登場する武将
細川興秋(ほそかわおきあき) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
前野長康(まえのながやす) 豊臣秀次(とよとみひでつぐ)
木村重茲(きむらしげのり) 松井康之(まついやすゆき)
米田助右衛門(こめだすけえもん) 小笠原少斎(おがさわらしょうさい)
徳川家康(とくがわいえやす) 細川幽斎(ほそかわゆうさい)
前田利家(まえだとしいえ) 石田三成(いしだみつなり)
前田利長(まえだとしなが) 長岡興元(ながおかおきもと)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 福島正則(ふくしままさのり)
池田輝政(いけだてるまさ) 加藤嘉明(かとうよしあき)
井伊直政(いいなおまさ) 島津義弘(しまづよしひろ)
小早川秀秋(こばやかわひであき) 大谷吉継(おおたによしつぐ)
黒田長政(くろだながまさ) 平岡頼勝(ひらおかよりかつ)
前田茂勝(まえだしげかつ) 伊奈昭綱(いなあきつな)
太田長知(おおたながとも)

 ■ その他の登場人物
細川ガラシャ(ほそかわがらしゃ) 麝香(じゃこう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2010.04.28

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