柳生石舟斎宗厳 戦国を戦い抜いた柳生新陰流の祖

柳生石舟斎宗厳戦国を戦い抜いた柳生新陰流の祖
「剣聖」として後世に語り継がれる柳生石舟斎宗厳。しかしその人生は、厳しい苦難の道のりであった。筒井順昭、松永久秀、織田信長ら群雄の狭間で翻弄され、豊臣政権下では「隠田」を密告されて所領没収。柳生家の繁栄は、五男宗矩が徳川家康の下で活躍する「関ヶ原」以後、石舟斎七十過ぎのことであった。戦乱の世に剣の道を一筋に貫き、自らの宿命と戦い続けた男の生涯。


時代:1544年(天文十三年)〜1606年(慶長十年)
著者:中島道子
出版:PHP文庫
発行:2003年2月



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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 江戸柳生の開祖・柳生宗矩の父である石舟斎宗厳。脇役で出てくることが多いのですが、彼を中心とした本は初めて読みました。若き日の苦難の人生や領地召上げまでのいきさつなど、興味深く読めました。また、叔父の松吟庵や嫡男の厳勝の生き様にも感動。本書は剣豪小説ではないところがいいです。

 ■ 主人公
柳生宗厳(やぎゅうむねよし)

 ■ 脇役
上泉信綱(かみいずみのぶつな)

柳生厳勝(やぎゅうよしかつ)

 ■ 登場する武将
筒井順昭(つついじゅんしょう) 柳生家厳(やぎゅういえよし)
松永久秀(まつながひさひで) 筒井順慶(つついじゅんけい)
上泉秀胤(かみいずみひでたね) 疋田景兼(ひきたかげかね)
鈴木意伯(すずきいはく) 柳生松吟庵(やぎゅうしょうぎんあん)
丸目蔵人(まるめくらんど) 足利義輝(あしかがよしてる)
足利義昭(あしかがよしあき) 足利義栄(あしかがよしひで)
滝川一益(たきがわかずます) 服部半蔵(はっとりはんぞう)
柳生宗章(やぎゅうむねあき) 柳生宗矩(やぎゅうむねのり)
徳川家康(とくがわいえやす) 松田織部之助(まつだおりべのすけ)
柳生久三郎(やぎゅうきゅうさぶろう) 庄田喜左衛門(しょうだよしざえもん)
島左近(しまさこん) 柳生利厳(やぎゅうとしよし)
小早川秀秋(こばやかわひであき)

 ■ その他の登場人物
*左兵衛(さべえ) 胤栄(いんえい)
なふ (たま)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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