千利休 己れの美学に殉じた男

4569568939 千利休―己れの美学に殉じた男
土岐 信吉
PHP研究所 1996-05

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「あれほど待ち望んだ平和が招来したとたん、朝鮮、明に出兵しようとは…とうとう心まで老いて魔道に入ったか」。面前で平然と言い放つ利休に、秀吉は思わず懐刀に手をかけた―。信長、秀吉に仕え、茶の湯の頂点を極めた男、千利休。しかし一方で利休は、恐るべき秀吉の秘密を知ってしまったのだった。秀吉と利休の関係を新しい解釈で描き、自刃の謎に迫る傑作歴史小説。


時代:1545年(天文十四年)〜1591年(天文十九年)
著者:土岐信吉
出版:PHP文庫
発行:1996年5月

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 ■ 上総介の評価 ★★☆☆☆

 PHP文庫にしては珍しい、新説に基づいた内容の本。特に本能寺の変についての記述はチャレンジかなという感じです。これがベースとなって、秀吉と利休の決定的な対立・自刃という展開。ところどこに斬新な利休の行動や場面が出てきています。

 ■ 主人公
千利休(せんのりきゅう)

 ■ 脇役
千宗恩(せんのしゅうおうん) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)

 ■ 登場する武将
織田信長(おだのぶなが) 古田織部(ふるたおりべ)
高山右近(たかやまうこん) 明智光秀(あけちみつひで)
竹中半兵衛(たけなかはんべえ) 細川藤孝(ほそかわふじたか)
細川忠興(ほそかわただおき) *朝井新八(あさいしんはち)
徳川家康(とくがわいえやす) 清水宗治(しみずむねはる)
黒田官兵衛(くろだかんべえ) *木村次郎衛門(きむらじろうえもん)
*堀尾与次郎(ほりおよじろう) 蜂須賀正勝(はちすかまさかつ)
福島正則(ふくしままさのり) 毛利輝元(もうりてるもと)

 ■ その他の登場する人物
*たえ 今井宗久(いまいそうきゅう)
武野紹鴎(たけのじょうおう) ルイス・フロイス
オルガンチノ・ソルジ 熙子(ひろこ)
山上宗二(やまがみそうじ) 島井茂勝(しまいしげかつ)
*静(しず) 曲直瀬玄朔(まなせげんさく)
山科言経(やましなときつね) 古渓和尚(こけいおしょう)
阿国(おくに)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.12.5
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