男の一生

男の一生(上)
秀吉に仕えて一介の野武士から十一万石の大名に、やがて悲運の最期をとげる前野将右衛門の生涯を、新史料を駆使して描く戦国ロマン



男の一生(下)
戦国の世,一介の地侍、前野将右衛門は、大きな野望と夢に生き,戦い、死んでいった。木曾川の草の匂い、樹々の匂い、命の匂いを描く。








時代:1542年(天文十一年)〜1595年(文禄四年)
著者:遠藤周作
出版:文春文庫
発行:1994年10月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 いかにもマイナーな武将・前野長康の小説ですが、彼は秀吉の譜代中の譜代で蜂須賀小六と組んでいた土豪。秀吉末期の彼の悲劇的な最後は印象的でした。


 ■ 主人公
前野長康(まえのながやす)


 ■ 脇役
蜂須賀正勝(はちすかまさかつ) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)

 ■ 登場する武将
織田信長(おだのぶなが) 前野宗康(まえのむねやす)
前野孫九郎(まえのまごくろう) 坪内又五郎(つぼうちまたごろう)
滝川一益(たきがわかずます) 織田信行(おだのぶゆき)
今川義元(いまがわよしもと) 織田信清(おだのぶきよ)
伊木清兵衛(いききよべえ) 大沢治郎左衛門(おおさわじろうざえもん)
斉藤竜興(さいとうたつおき) 前野義詮(まえのよしのり)
前野九郎兵衛(まえのくろべえ) 浅井長政(あざいながまさ)
*古木剣造(こきけんぞう) 朝倉義景(あさくらよしかげ)
前野兵庫(まえのひょうご) 羽柴秀長(はしばひでなが)
前野景定(まえのかげさだ) 柴田勝家(しばたかついえ)
池田弘孝(いけだひろたか) 高山重友(たかやましげとも)
細川藤孝(ほそかわふじたか) 豊臣秀次(とよとみひでつぐ)
小西行長(こにしゆきなが) 石田三成(いしだみつなり)
木村重茲(きむらしげなり) 熊谷直之(くまがいなおゆき)
*白井成定(しらいなりさだ) 豊臣秀保(とよとみひでやす)
生駒八右衛門(いこまはちうえもん)


 ■ その他の登場人物
*あゆ お市(おいち)
吉乃(きつの) *お栄(おえい)
濃姫(のうひめ) 淀殿(よどどの)
千宗易(せんのそうえき) *つるみ
*お辰(おたつ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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