大久保長安

4061848100 大久保長安〈上〉
堀 和久
講談社 1990-10

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戦国時代の経済官僚の働きこそ、一国の盛衰を決めるカギだった。武田信玄の下で天才的算勘の術を伸ばした長安は、武田家滅亡の後、徳川家康に迎えられる。先端技術の開発と家康との信頼関係でまたたく間に徳川家総代官の地位に登りつめ、石見銀山、佐渡金山を改革、経済の実権を握った人物の謎に迫る。

4061848119 大久保長安〈下〉
堀 和久
講談社 1990-10

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テクノクラートとして徳川家康を支える長安は、信望を集める人格と有能さゆえに兼任する要職、そして金山改革による財源把握を妬まれ、政敵に狙われ始める。老いた家康に代わって、天下を取ろうと工作を始める長安の野望と起死回生の賭けの成否は。謎の多い人物を緻密に描き新しい光を当てる歴史長編。


時代:1559年(永禄二年)〜1613年(慶長十八年)
著者:堀和久
出版:講談社文庫
発行:1990年10月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 徳川幕府創成期に数々の要職を兼務し、家康のナンバー2と言われた大久保長安。しかし彼は死後に遺体の首を打たれ、遺児七人は切腹、長安と深い関係にあった大名の改易・配流という処分が下った。著者は長安がナンバー2までになったプロセスを解明し、何故に死後に大久保一党の静粛が行われたのかを探りながら長安の一生を描いた長篇。

 ■ 主人公
大久保長安(おおくぼながやす)

 ■ 脇役
徳川家康(とくがわいえやす) 大久保藤十郎(おおくぼとうじゅうろう)
本多正純(ほんだまさずみ)

 ■ 登場する武将
大久保忠隣(おおくぼただちか) 下間頼竜(しもづまらいりゅう)
*田辺太郎左衛門(たなべたろうざえもん) 高坂昌信(こうさかまさのぶ)
山本勘助(やまもとかんすけ) *小宮山清右衛門(こみやまきよえもん)
土屋昌次(つちやまさつぐ) 土屋新之丞(つちやしんのじょう)
武田信玄(たけだしんげん) 本多正信(ほんだまさのぶ)
戸田藤左衛門(とだとうざえもん) 山田藤右衛門(やまだとうえもん)
豊臣秀吉(とよとみひでよし) 服部正重(はっとりまさしげ)
小宮山清四郎(こみやませいしろう) 大久保安正(おおくぼやすまさ)
島津家久(しまづいえひさ) 米津親勝(よねきづちかかつ)
米津春親(よねきづはるちか) 大久保藤二郎(おおくぼとうじろう)
青山成国(あおやまなりくに) 大久保運十郎(おおくぼうんじゅうろう)
大久保藤七郎(おおくぼとうしちろう) 大久保右京(おおくぼうきょう)
大久保藤五郎(おおくぼとうごろう) 岩下惣太夫(いわしたそうだゆう)
宗岡弥右衛門(むなおかやえもん) *野田監物(のだけんもつ)
彦坂光正(ひこさかみつまさ)

 ■ その他の登場人物
(かつ) 実了師慶(じつりょうしけい)
お国太夫(おくにだゆう) *宗徳(そうとく)
*お華(おはな) 板坂卜斎(いたさかぼくさい)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.11.04
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