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 山本勘助(やまもとかんすけ) 1500〜1561

父は山本図書(帯刀左衛門)、源助貞幸、山本道鬼斎、三河・牛窪城主牧野右馬允の家来・大林勘左衛門の養子となって、勘助と号した。諸国を巡歴し、武を練り兵学を学び一時毛利氏や尼子氏にも仕えたといわれる。三十五歳の時、大林家にもどってきたが男子が生まれており縁を切り山本姓に戻す。
再び諸国漫遊に出て関東を歴遊し、相模に行って北条氏康、上杉憲政、真田幸隆を訪問したりしている。その後、故郷の駿河に帰り、今川家仕官に望みをかけ数年間駿河にいたが諦める。その後板垣信形の推薦で武田晴信に仕えた。
晴信が行った北信濃の豪族村上義清の戸石城攻めに従軍し苦戦に陥ったとき、勘助が信玄に武田軍が陽を背負う陣形にする作戦を進言し、劣勢を挽回して村上軍を打ち破った。この戦法を”日取りの作戦”と呼んだという。
勘助は常に信玄の懐刀となって軍功を立て「武田流兵法」として後世にまで名を残した。越後の上杉謙信と戦った”川中島の合戦”では、決戦に先駆けて海津城を築く。そして、四回目の川中島合戦で、有名な”啄木鳥の戦法”をとる。しかし、この戦法は謙信によっていち早く察知され、勘助をはじめ武田軍は作戦の失敗からくる綻びを収拾しようとつとめたが、信玄の弟信繁が討たれ、ついには勘助も討死を遂げた。
勘助の容貌は目と足が不自由で、指も満足になく色黒で大変な醜男といわれている。


妻:?
父:山本図書(帯刀左衛門)
子:勘蔵、信共
兄弟:成行(弟)、美濃(弟)、帯刀(弟)


 ■ 主役の本
紅楓子の恋(「将軍の星」収録) 宮本昌孝 徳間文庫 文庫 ★★★★☆
軍師山本勘助―語られた英雄像 笹本正治 新人物往来社
実録・山本勘助 今川徳三 河出書房新社
戦国一孤独な男―山本勘助 童門冬二 日本放送出版協会
忍者風林火山―山本勘助率いる史上最強の忍者軍団 菅野国春 冬至書房
風林火山 井上靖 新潮文庫 文庫 ★★★★☆
風林火山 NHK大河ドラマ 井上靖
大森寿美男
日本放送出版協会 1〜4
「風林火山」の謎―山本勘助と武田信玄 歴史真相研究会 シーエイチシー
二人の勘助 風林火山外伝 江宮隆之 桐原書店 ★★★★☆
謀将山本勘助 南原幹雄 角川文庫 上・下巻 文庫 ★★★★☆
謀将山本勘介 秋永芳郎 春陽文庫 文庫 ★★★☆☆
謀将山本勘助と武田軍団 新人物往来社
野望−信濃戦雲録 第1部 井沢元彦 祥伝社文庫 上・下巻 文庫 ★★★★★
山本勘助 平山優 講談社 新書
山本勘助 上野晴朗 新人物往来社
山本勘助 土橋治重 成美堂出版 文庫
山本勘介 竹内勇太郎 学研 1〜7 文庫
山本勘助101の謎 川口素生 PHP文庫 文庫
山本勘助 異形の軍師 永岡慶之助 学研M文庫 文庫 ★★★★☆
山本勘助(「戦国の軍師たち」収録) 堀和久 文春文庫 文庫 ★★★☆☆
山本勘助 武田軍団を支えた名軍師 石川能弘 PHP文庫 文庫
山本勘助とは何者か―信玄に重用された理由 江宮隆之 祥伝社 新書
山本勘助のすべて 上野 晴朗、萩原 三雄 新人物往来社
山本勘助はいなかった―「風林火山」の真実 山本七平 ビジネス社
 ■ 脇役の本
武田勝頼 花の歳月 江宮隆之 河出書房新社 ★★★★☆
武田信玄 新田次郎 文春文庫 1〜4 文庫 ★★★★☆
真田昌幸―家康が怖れた機略縦横の智将 竜崎攻 PHP文庫 文庫 ★★★★☆

 ■ 関連グッズ
風林火山(DVD)
三船敏郎率いる三船プロが、井上靖の原作を巨匠・稲垣浩監督で映画化した大作。

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