二人の勘助 風林火山外伝

434262592X 二人の勘助 風林火山外伝
江宮 隆之
桐原書店 2007-02-07

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山本勘助は二人いた!!
「それ以上、話さぬ方がよろしかろう。傷に差し障りがあってはいかぬ」
「いや、話しておかねばならぬことだ。三河殿、これからはおぬしは一人で二人分の勘助を生きるのだから」
「……?」
「山本勘助は二人いた。しかし、今日よりは一人になる。……拙者は一足先にあの世に行って待っている。それまで、おぬしは拙者の分まで……勘助として思い通りの生き方をして欲しい。よいか、主取りは簡単に決めてはならぬ。諸国についての知識をおぬしは頭の中に叩き込んで、それを新しい武器にするのだ。すでに、城取も、陣取りも……おぬしは自分のものにしておる……」


時代:1520年(永正十七年)〜1561年(永禄四年)
著者:江宮隆之
出版:桐原書店
発行:2007年2月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 山本勘助は二人いた!その説を元に勘助を書いた小説です。勘助を取り巻くあらゆる伝説を盛り込んで描いた話は、あり得るかもと思わせながら、楽しめる小説に仕上がっています。

 ■ 主人公
山本勘助(やまもとかんすけ)

 ■ 脇役
讃岐勘介(さぬきかんすけ) 武田信玄(たけだしんげん)

 ■ 登場する武将
山本貞幸(やまもとさだゆき) 大林勘左衛門(おおばやしかんざえもん)
大仏庄左衛門(おさらぎしょうざえもん) *渡辺甚兵衛(わたなべじんべえ)
*香西新六(こうざいしんろく) *板垣武一郎(いたがきぶいちろう)
陶興房(すえおきふさ) 毛利元就(もうりもとなり)
山崎興盛(やまざきおきもり) 吉岡憲法(よしおかけんぽう)
*久松久太郎(ひさまつきゅうたろう) *太田市太郎(おおたいちたろう)
塚原卜伝(つかはらぼくでん) 松田七郎左衛門(まつだしちろうざえもん)
海野棟綱(うんのむねつな) 庵原忠房(いはらただふさ)
瀬名氏俊(せなうじとし) 諫早佐五郎(いさはやさごろう)
福島孫九郎(くしままごくろう) 穴山信綱(あなやまのぶつな)
穴山信友(あなやまのぶとも) 板垣信方(いたがきのぶかた)
馬場信春(ばばのぶはる) 真田幸隆(さなだゆきたか)

 ■ その他の登場する人物
*与七(よしち) *いさら子
*巴坊(ともえぼう) *麻利支天坊(まりしてんぼう)
*白雲(はくうん) *日允禅師(にちいんぜんじ)
武野紹鴎(たけのじょうおう) *かな女(かなめ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.11.6
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