前田慶次郎

4569669514 前田慶次郎 (PHP文庫 こ 40-7 大きな字)
近衛 龍春
PHP研究所 2007-12-03

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戦国の乱世をもっとも痛快に、自由奔放に生き抜いた武将――前田慶次郎。
朱柄の鑓を縦横無尽に振るい、合戦では鬼神のごとき働きで敵陣を震え上がらせた。と同時に、たとえ主君に対しても命を賭けて己の意地を貫き通す“傾き者”として名を馳せていた。
また武辺のみならず、古今典籍にも通じた風流人であり、家康に追い詰められて窮地に陥った上杉景勝・直江兼続の主従へ参陣するなど、「義」に厚い人物でもある。
誰だろうと理不尽には屈しない、そんな周りが惚れ込むような反骨の男だったが、前半生は決して恵まれたものではなかった。本来、自分が継ぐはずだった前田家の家督を叔父の利家に奪われ、長く不遇の時代を強いられる。
だが、天下統一を目指す織田軍の東征は乱世を大きく揺さぶり、この猛き武将を戦国最後の活躍の場へと解き放つのであった――。
日の本を掌握した豊臣秀吉の前ですら、平然と傾いて魅せた「天下御免の傾き者」の生涯を描く!


時代:1582年(天正十年)〜1600年(慶長五年)
著者:近衛龍春
出版:PHP文庫
発行:2007年12月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 戦国の末期を颯爽と駆け抜けた、乱世最後の傾奇者・前田慶次郎利太の生涯を描いた本。史実を丁寧にたどりながら描いた内容ですが、特段目新しいものはなく、一般的な前田慶次郎のお話です。彼がどんな人物だったかを読むのに適しているでしょう。

 ■ 主人公
前田慶次郎(まえだけいじろう)

 ■ 脇役
滝川益重(たきがわますしげ) 直江兼続(なおえかねつぐ)

 ■ 登場する武将
長岡藤孝(ながおかふじたか) 武田勝頼(たけだかつより)
真田昌幸(さなだまさゆき) 真田信之(さなだのぶゆき)
北條高廣(きたじょうたかひろ) 滝川一益(たきがわかずます)
天徳寺了伯(てんとくじりょうはく) 山上道牛(やまがみどうきゅう)
佐治益氏(さじますうじ) 矢沢頼綱(やざわよりつな)
道家正栄(どうけまさひで) 諏訪頼忠(すわよりただ)
岡左内(おかさない) 滝川忠征(たきがわただゆき)
前田利家(まえだとしいえ) 奥村永富(おくむらながとみ)
前田利久(まえだとしひさ) 前田安勝(まえだやすかつ)
可児才蔵(かのさいぞう) 上杉景勝(うえすぎかげかつ)
結城秀康(ゆうきひでやす) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
上泉泰綱(かみいずみやすつな)

 ■ その他の登場する人物
松井法印(まついほういん) *於せい(おせい)
*岩室彦兵衛(いわむろひこべえ) *高峰庄介(たかみねしょうすけ)
*大野弥七郎(おおのやしちろう) *八右衛門(はちえもん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2008.9.25
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