黒衣の宰相

4167679191 黒衣の宰相 (文春文庫)
火坂 雅志
文藝春秋 2004-08

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黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝は、墨染めの衣を身にまとった禅僧でありながら、徳川家康の懐刀として政治に参画した。豊臣家滅亡の切掛となった方広寺鐘銘事件を画策し、武家諸法度、禁中並公家諸法度などの基本法典を起草して徳川二百七十年の平和の礎を築き上げた希代の怪僧の生涯を描いた長篇歴史小説。


時代:1592年(文禄元年)〜1633年(寛永十年)
著者:火坂雅志
出版:文春文庫
発行:2004年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 黒衣の宰相・以心崇伝の生涯の物語。大阪の陣のきっかけとなった方広寺の鐘銘事件をはじめとした悪名高い崇伝。世が乱れることは悪であると考え、徳川三百年の平和の礎を築くために、悪名が増大するのも意に介さず、己の信念を貫いた様がイメージを一新します。沢庵との対比が特に引き立っています。

 ■ 主人公
金地院崇伝(こんちいんすうでん)

 ■ 脇役
*小宰相ノ局(こさいしょうのつぼね) 徳川家康(とくがわいえやす)
沢庵(たくあん) 南光坊天海(なんこうぼうてんかい)

 ■ 登場する武将
板倉勝重(いたくらかつしげ) 本多正信(ほんだまさのぶ)
藤堂高虎(とうどうたかとら) 本多正純(ほんだまさずみ)
大久保長安(おおくぼながやす) *平賀清兵衛(ひらがせいべえ)
片桐且元(かたぎりかつもと) 大野治純(おおのはるずみ)
大野治長(おおのはるなが) 徳川秀忠(とくがわひでただ)

 ■ その他の登場する人物
*六弥太(ろくやた) 玄圃霊三(げんぽれいさん)
*呼子ノ藤左衛門(よびこのとうざえもん) 西笑承兌(せいしょうじょうたい)
惟杏永哲(いきょうようてつ) *玄林(げんりん)
*妙空(みょうくう) 近衛竜山(このえりゅうざん)
*元竹(げんちく) *魚屋宗円(ととやそうえん)
ウイリアム・アダムス *霞(かすみ)
徳大寺実久(とくだいじさねひさ) 元佶(げんきつ)
施薬院宗伯(やくいんそうはく) 高台院(こうだいいん)
淀殿(よどどの) 大蔵卿ノ局(おおくらきょうのつぼね)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.12.12
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