政宗の天下

政宗の天下(上)
慶長5年(1600年)、伊達政宗は、関ケ原に向かう徳川家康に呼応し、上杉景勝と睨み合いをつづけていた。関ケ原の合戦に勝利するには、上杉軍の追撃を阻止しなければならない―。しかし、家康の運命が政宗の手に握られたそのとき、政宗は景勝と密かに和睦、矛先を江戸城攻撃へと翻した!綿密な考証のもと、歴史を大胆な発想で捉えなおした、新感覚歴史小説。


政宗の天下(下)
慶長5年(1600年)、川越の合戦で、伊達政宗率いる奥羽連合軍が徳川家康を破ると、天下の情勢は一気に政宗へと傾いた。東西両軍の諸将にとって大きな脅威となった政宗は、自分を陥れる謀略を巧みに押さえ込み、ついに石田三成を失脚に追い込んだ!政宗が征夷大将軍となる日も近い―。綿密な考証のもと、新しい発想で歴史を捉えなおす新感覚歴史小説、完結編。





時代:1600年(慶長五年)〜1646年(正保三年)
著者:中津文彦
出版:光文社文庫
発行:2000年6月


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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 タイトルからわかるとおり、伊達政宗が天下を取るシミュレーション小説です。関ケ原の時が分岐点になっていますが、説得力に欠ける部分があるのが気にかかりました。しかし、天下統一に向かう場面での経済政策などは、なかなか面白いところがあります。最後は変わった終わり方に戸惑い、期待を持たせて尻切れとなるところに弱冠不満が残りました。

 ■ 主人公
伊達政宗(だてまさむね)


 ■ 脇役
伊達成実(だてしげざね)

 ■ 登場する武将
片倉景綱(かたくらかげつな) 上杉景勝(うえすぎかげかつ)
茂庭延元(もにわのぶもと) 留守政景(るすまさかげ)
石川昭光(いしかわあきみつ) 鈴木元信(すずきもとのぶ)
直江兼続(なおえかねつぐ) 徳川家康(とくがわいえやす)
本多忠勝(ほんだただかつ) 井伊直政(いいなおまさ)
*実山文之進(みやまふみのしん) 真田信幸(さなだのぶゆき)
徳川秀忠(とくがわひでただ) 仙石秀久(せんごくひでひさ)
最上義光(もがみよしあき) 相馬利胤(そうまとしたね)
屋代景頼(やしろかげより) *塩谷惣右衛門(しおやそうえもん)
支倉常長(はせくらつねなが) 梅津半左衛門(うめづはんざえもん)
蒲生秀行(がもうひでゆき) 結城秀康(ゆうきひでやす)
里見義康(さとみよしやす) 小笠原秀政(おがさわらひでまさ)
堀尾吉晴(ほりおよしはる) 織田信高(おだのぶたか)
小西行長(こにしゆきなが) 石田三成(いしだみつなり)
宇喜多秀家(うきたひでいえ) 島津義弘(しまづよしひろ)
大谷吉継(おおたによしつぐ) 毛利輝元(もうりてるもと)
増田長盛(ましだながもり) *実山孝次郎(みやまこうじろう)
*塩谷与一郎(しおやよいちろう) 津田景康(つだかげやす)
福島正則(ふくしままさのり) 細川忠興(ほそかわただおき)
池田輝政(いけだてるまさ) 藤堂高虎(とうどうたかとら)
白石宗直(しろいしむねなお) 柳生宗矩(やぎゅうむねのり)
堀秀治(ほりひではる) 堀親良(ほりちかよし)
堀監物(ほりけんもつ) 浅野長政(あさのながまさ)
和賀忠親(わがただちか) 上泉泰綱(かみいずみやすつな)
加藤清正(かとうきよまさ) 九鬼嘉隆(くきよしたか)
吉川広家(きっかわひろいえ) 長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか)
宗義智(そうよしとし) 加藤嘉明(かとうよしあき)
島津義久(しまづよしひさ) 大久保長安(おおくぼながやす)
大野治長(おおのはるなが) 大野治房(おおのはるふさ)


 ■ その他の登場人物
柳原戸兵衛(やなぎはらとへえ) *ちず
*すず 太宰金七(だざいかねしち)
淀殿(よどどの) ウイリアム・アダムス
*ヘロニモ・デ・ヘスース ルイス・ソテロ
*金英(きんえい) 中井正清(なかいまさきよ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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