柳生魔斬刀

　柳生魔斬刀

柳生魔斬刀 (小学館文庫)
近衛龍春
小学館 2003-10

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平成の「魔界転生」ついに誕生！天下のため奔走する将軍家兵法指南役・柳生宗矩の周りで武将や高僧が次々と死んでいく。奇怪な連続惨殺事件に潜んでいたのは想像を絶する魔敵だった――。宗矩の剣がうなる。本格戦国伝奇小説！！
　平成の「魔界転生」ついに誕生！関ヶ原合戦を勝ち抜いた徳川家康は天下を束ねるため、兵法指南役・柳生宗矩に謎の連続惨殺事件の調査を命じていた。槍の名手といわれた高僧・宝蔵院胤栄の怪死、名医・秦宗巴の急病死、「洛中洛外図屏風」「酒伝童子」を著した大家・狩野家に伝わる戦慄の言い伝え、そして明智光秀の本能寺襲撃にも謎は広がり…。宗矩必死の探索の結果、おぼろげに見えた魔敵の恐るべき正体とは？戦国を骨太に描いた書き下ろし本格伝奇時代小説。

時代：1607年（慶長十二年）～1608年（慶長十三年）
著者：近衛龍春
出版：小学館文庫
発行：2003年10月

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■　上総介の評価　★★★★☆
平成の魔界転生というキャッチフレーズの本。主人公・柳生宗矩が柳生家秘伝の魔斬刀で魔敵と戦うというお話。一般的に冷血漢という印象で描かれる宗矩ですが、与えられた使命と現実に打ちひしがれながら魔敵と戦うさまが、宗矩への共感とこの物語の面白さを増幅させます。
■　主人公
柳生宗矩（やぎゅうむねのり）

■　登場する武将
＊鈴木左馬助（すずきさまのすけ）	柳生厳勝（やぎゅうとしかつ）
板倉勝重（いたくらかつしげ）	山中紹春（やまなかしょうしゅん）
徳川秀忠（とくがわひでただ）	徳川家康（とくがわいえやす）
本多正純（ほんだまさずみ）	土井利勝（どいとしかつ）
多羅尾光太（たらおみつもと）	前田茂勝（まえだしげかつ）
林崎甚助（はやしざきじんすけ）	内藤清成（ないとうきよなり）

■　その他の登場する人物
＊九蔵（きゅうぞう）	沢庵（たくあん）
胤舜（いんしゅん）	＊平介（へいすけ）
西笑承兌（さいしょうしょうたい）	勧修寺光豊（かじゅうじみつとよ）
中御門資胤（なかみかどすけたね）	狩野光信（かのうみつのぶ）
土御門久脩（つちみかどひさなが）	秦宗巴（はたそうは）
曲直瀬道三（まなせどうさん）	秦徳隣（はたとくりん）
阿国（おくに）	＊弥八（やはち）
於りん（おりん）	天海（てんかい）
＊半助（はんすけ）	＊鵠六（こうろく）
＊竹内加賀助（たけうちかがのすけ）	ペドロ・モレホン
七郎（しちろう）	＊小梅（こうめ）
胤栄（いんえい）

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人