我、天下を望まず 毛利元就軍記

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毛利元就は、初陣に、わずか150人余りの兵を率いて、安芸武田の5000人の軍勢に挑んだ。この合戦の勝因は、最前線に登場した妹地党の働きにあった。奇妙な戦法…。以後、彼らは影の毛利軍として、元就の采配を支えることになる。生涯に240回の合戦をし、中国地方を制圧しながら全国制覇の野望を持たなかった元就の生きざまを描く歴史長編。


時代:1517年(永正十四年)〜1571年(元亀二年)
著者:渡辺寿光
出版:祥伝社
発行:1999年5月



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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 謀略好きと思われがちな毛利元就ですが、この本を読むと戦になると自ら敵陣に切り込み味方を鼓舞することもあったことがわかります。生涯240回の合戦をしたことでもわかるように戦国武将の典型であったのでしょう。戦の前の謀で味方の有利な状況を作り、合戦に望んだ慎重派だったようです。筆者は仏教解説の専門家らしく、随処にその解説が入ってます。

 ■ 主人公
毛利元就(もうりもとなり)

 ■ 脇役
*妹地敦清(いもじあつきよ)

 ■ 登場する武将
志道広吉(しじひろよし) 熊谷元直(くまがいもとなお)
相合元網(あいおうもとつな) 武田元繁(たけだもとしげ)
大内義興(おおうちよしおき) 大内義隆(おおうちよしたか)
陶晴賢(すえはるかた) 尼子経久(あまごつねひさ)
尼子晴久(あまごはるひさ) 尼子久幸(あまごひさゆき)
尼子国久(あまごくにひさ) 尼子誠久(あまごまさひさ)
吉川興経(きっかわおきつね) 相良武任(さがらたけとう)
渡辺通(わたなべとおる) 毛利隆元(もうりたかもと)
吉川元春(きっかわもとはる) 小早川隆景(こばやかわたかかげ)
宍戸隆家(ししどたかいえ) 福原貞俊(ふくはらさだとし)
国司元相(くにしもとすけ) 桂元澄(かつらもとずみ)
熊谷信直(くまがいのぶなお)


 ■ その他の登場人物
幸松丸(こうまつまる) (たえ)
彭叔守仙(ぼうしゅくしゅせん) *明顕(みょうけん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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