幻の城 慶長十九年の凶気

4396328575 幻の城―慶長十九年の凶気 (祥伝社文庫)
風野 真知雄
祥伝社 2001-05

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慶長19年(1614)、大坂城へ続々と武将たちが入城していた。大坂の陣の幕開けである。だが真田幸村は、武将たちを束ねる大野治長を目にして一抹の不安を覚えた。大坂城には総大将にふさわしい器がいないのだ。「あの方しかいない」幸村は密かに根津甚八らを流人の島・八丈島に向かわせた!狂気の総大将を描く、もう一つの「大坂の陣」。


時代:16110年(慶長十六年)〜1655年(明暦元年)
著者:風野真知雄
出版:祥伝社文庫
発行:2001年5月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 舞台は大阪の陣が中心。最初に登場するのが真田昌幸・幸村父子で昌幸の氏の直前のエピソード。こういう展開では、幸村主人公の大阪の陣のお話と相場は決まっているが、見事に裏切られた。大阪方の影の総大将になるのは誰か?そして、15年も前からの密約が。。。新鮮な視点で描かれていて、とっても面白くて、一気に読破しました。

 ■ 主人公
宇喜多秀家(うきたひでいえ)

 ■ 脇役
根津甚八(ねづじんぱち)

 ■ 登場する武将
真田幸村(さなだゆきむら) 真田昌幸(さなだまさゆき)
海野六郎(うんのろくろう) 真田大助(さなだだいすけ)
筧十蔵(かけいじゅうぞう) 穴山小助(あなやまこすけ)
大野治長(おおのはるなが) 本多正純(ほんだまさずみ)
徳川家康(とくがわいえやす) 後藤又兵衛(ごとうまたべえ)
明石全登(あかしてるずみ) *江島長門(えじまながと)
由利鎌之助(ゆりかまのすけ) 望月銃之助(もちづきじゅうのすけ)
奥山縫殿助(おくやまぬいのすけ) 宇喜多秀隆(うきたひでたか)
宇喜多小平次(うきたこへいじ) 島津義弘(しまづよしひろ)
伊集院半兵衛(いじゅういんはんべえ)

 ■ その他の登場する人物
才蔵(さいぞう) 佐助(さすけ)
淀の方(よどのかた) *おのえ
清海入道(せいかいにゅうどう) 服部半蔵(はっとりはんぞう)
*茂兵衛(もへえ) 村田助六(むらたすけろく)
*為三入道(いさにゅうどう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.4.1
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