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 後藤基次(ごとうもとつぐ) 1560〜1615  後藤又兵衛

黒田孝高の家臣。通称・又兵衛。隠岐守。
後藤氏は、姫路の北東に位置する春日山城に数代栄えた地侍。父・新左衛門基国は始め別所氏の家臣だったが、後に小寺政職に仕た。
幼いときに父が没したため、叔父の藤岡九兵衛に養育された。
その後、藤岡九兵衛が謀叛の疑いで一族追放となり、又兵衛は仙石久秀にお預けとなった。
黒田長政の代に栗山四郎右衛門の与力として召し返され、百石を拝領しする。
天正十五年の九州征伐に参戦。文禄の役の普州城攻めでは、堀兵右衛門と共に一番乗りを果たし、続く慶長の役でも先手を務めた。
慶長五年の関ヶ原合戦では黒田長政の先手を務め、矢傷・刀傷をものともせず勇猛果敢に攻め立て、体には五十三個所の傷痕があったという。
長政の筑前入国後は大隈城一万六千石を拝領し、隣国に対する抑えとなる。
ところが細川氏と音信をかわしたために叱責を受け、それがもとで黒田家を出奔。
又兵衛の勇名を知る細川、池田、福島家等から仕官の声がかかるが、どれも黒田長政の横槍のためにままならず、結局豊臣秀頼の大坂城に迎え入れられた。
元和元年、大阪夏の陣の道明寺河原で伊達軍の銃弾にによって討死した。
子孫は尼崎・熊本・鳥取の各藩に仕えた。



妻:?
父:後藤基国
子:左門基則、弥八郎、佐太郎、又市郎、基芳、久馬之助、その他女子四名
兄弟:?


 ■ 主役の本
一本槍疾風録 戦国の豪将・後藤又兵衛 麻倉一矢 祥伝社ノンポシェット 文庫 ★★★★☆
売ろう物語(「言い触らし団右衛門」収録) 司馬遼太郎 中公文庫 文庫 ★★★☆☆
軍師二人(「軍師二人」収録) 司馬遼太郎 講談社文庫 文庫 ★★★★★
乞食大将 後藤又兵衛 大佛次郎 徳間文庫 文庫 ★★★☆☆
後藤又兵衛 風野真知雄 学研M文庫 文庫 ★★★☆☆
後藤又兵衛(「柳生但馬守」収録) 柴田錬三郎 時代小説文庫 文庫 ★★★☆☆
後藤又兵衛 大坂の陣に散った戦国きっての勇将 黒部亨 PHP文庫 文庫 ★★★★☆
後藤又兵衛基次とその子 小嶋太門 人間社
実録後藤又兵衛 綿谷雪 中公文庫 文庫
播州後藤氏の栄光―後藤又兵衛基次の系譜 松本多喜雄 神戸新聞出版センター
武辺の旗(「弓は袋へ」収録) 白石一郎 新潮文庫 文庫 ★★★★☆
夢幻の武人(もののふ)―後藤又兵衛異聞 魁龍太郎 PHPパブリッシング
勇将・後藤又兵衛 黒部亨 PHP研究所
 ■ 脇役の本
真田大戦記 竹中亮 歴史群像新書 1〜10 新書 ★★★★★
真田幸村 真田十勇士 柴田錬三郎 文春文庫 文庫 ★★★★☆
母子草武者(「寸法武者」収録) 八切止夫 作品社 新書 ★★☆☆☆
鉄砲三国志 南原幹雄 角川文庫 文庫 ★★★★☆

 ■ 関連グッズ



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