後藤又兵衛 大坂の陣に散った戦国きっての勇将

後藤又兵衛―大坂の陣に散った戦国きっての勇将
後藤又兵衛 黒部 亨

PHP研究所 2000-07
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黒田官兵衛・長政父子に仕え、戦国きっての武勇者と呼ばれた又兵衛。大坂の陣での、その見事な散り際までを描き上げる長編歴史小説。
戦国時代一の名軍師・黒田官兵衛の嫡男・長政の指南役として出仕し、彼に、武士としての心構えから、戦場での将としての立ち居振舞いまでを教え込むとともに、九州島津攻め、文禄・慶長の役、関ケ原合戦と、歩みをともにした、歴戦の勇士・後藤又兵衛。彼には自らの矜持として持っていた、武士としてのあるべき姿を、その人生において具現したいという、理想があった。常に泰然と構え、水の如き心持で戦に対峙せよと説く又兵衛に対し、血気盛んで情動的な教え子・長政は次第に彼に対する反感を募らせて行く。その確執は、やがて修復不可能となり、又兵衛は黒田藩を去らざるを得なかった。その後、大坂の陣が起こり、又兵衛は、不利を承知しながらも豊臣方に参加。時代の名主となった徳川家康を散々に苦しめながら、命を散らして行く。 生まれつき、要領の良い世渡りが苦手で、武人として誇らしく生き切ることのみを願った、一徹な男の魅力を描く、長編歴史小説。


時代:1580年(天正八年)〜1615年(慶長二十年)
著者:黒部亨
出版:PHP文庫
発行:2000年07月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 黒田長政との確執によって黒田家を出奔し、大阪城に入城して華々しく散った後藤又兵衛。彼と長政の関係が悪化していく様が詳しく描かれていて面白い。たぶん又兵衛はこんな性格なんだろうなと思った。

 ■ 主人公
後藤又兵衛(ごとうまたべえ)

 ■ 脇役
黒田長政(くろだながまさ)


 ■ 登場する武将
藤岡九兵衛(ふじおかきゅうべえ) 黒田官兵衛(くろだかんべえ)
*長沢七兵衛(ながさわしちべえ) 栗山善助(くりやまぜんすけ)
母里太兵衛(もりたへえ) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
黒田三左衛門(くろださんざえもん) 石田三成(いしだみつなり)
久野四郎兵衛(くのしろうべえ)
井上九郎右衛門(いのうえくろうえもん)
宇都宮鎮房(うつのみやしげふさ) 菅六之助(かんろくのすけ)
三宅三太夫(みやけさんだゆう) 村田兵助(むらたへいすけ)
*吉田又助(よしだまたすけ) 後藤太郎助(ごとうたろすけ)
野村太郎兵衛(のむらたろうべえ) 徳川家康(とくがわいえやす)
福島正則(ふくしままさのり) 細川忠興(ほそかわただおき)
明石掃部(あかしかもん) *加賀山宇兵衛(かがやまうべえ)
野口左助(のぐちさすけ) 福島丹波(ふくしまたんば)
芥田五郎右衛門(けたごろうえもん)

 ■ その他の登場人物
*神西不楽(かさいふらく) *さよ
*えび蔵(えびぞう) *成烈(ソンヨル)
*明淑(ミヨンスク) *くみ

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.03.23
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