狂気の父を敬え

4104252018 狂気の父を敬え
鈴木 輝一郎
新潮社 1998-08

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この世の良識と教養を嗤い、血をわけた子を子と思わぬ、わが父、織田信長―。かくも大きな父に認められかくも大きな存在を越えようと、次男、信雄はひとり煩悶し、ひそかに伊賀忍びに戦いを挑み、初めて心を許せる大人に出会った。その名は明智光秀―。父と子であることの狂気と病、血と血が斬り結ぶ、相剋のドラマ。


時代:1575年(天正三年)〜1582年(天正十年)
著者:鈴木輝一郎
出版:新潮社
発行:1998年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 いいですねぇ、鈴木氏の作品は。織田信長の次男・織田信雄を主人公にした作品です。実父・信長と養父・北畠具教、そして心の父・光秀。信雄の苦悩とその行動を見事に描いています。文中にしばしば書かれている「母と子をつなぐものは本能であり、父と子をつなぐものは心である」という言葉に、なるほど最もでござると思います。この本は現在古本でしか買えません。

 ■ 主人公
織田信雄(おだのぶかつ)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが) 明智光秀(あけちみつひで)

 ■ 登場する武将
北畠具教(きたばたけとものり) 柘植三郎左衛門(つげさぶろうざえもん)
滝川三郎左衛門(たきがわさぶろうざえもん) 徳川家康(とくがわいえやす)
稲葉一鉄(いなばいってつ) 岡崎信康(おかざきのぶやす)
服部半蔵(はっとりはんぞう) 神戸信孝(かんべのぶたか)
丹羽長秀(にわながひで) 滝川一益(たきがわかずます)
滝野十郎(たきのじゅうろう) 下山甲斐(しもやまかい)
百地丹波(ももちたんば) *長門権之助(ながとごんのすけ)
長野左京太夫(ながのさきょうだゆう) 羽柴秀吉(はしばひでよし)
織田信澄(おだのぶずみ) 蒲生氏郷(がもううじさと)
浅野弥兵衛(あさのやべえ) 筒井順慶(つついじゅんけい)

 ■ その他の登場人物
*ふく *陣笠(じんがさ)
*忠右衛門(ちゅううえもん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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