柳生但馬守

4829111550 柳生但馬守
柴田 錬三郎
富士見書房 1988-09

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慶長19年12月、大阪冬の陣は終った。京都二条城の徳川家康の居室に呼ばれた柳生但馬守宗矩は、家康から意外な命をうけた。秀吉の愛妾淀君を妾に迎えたいというのだ。但馬守はその夜、故郷柳生へ急使を送り、策をねる。宗矩の奇策を見抜いていたのは、大阪城の真田幸村と猿飛佐助の二人だった。二条城寝所での老いたる家康と美貌の淀君との房事を天井裏から覗いていた佐助の目に映ったものは…。真田大介、後藤又兵衛、木村重成、名古屋山三郎、曾呂利新左衛門など異色の登場人物が活躍する奇趣横溢の傑作伝奇時代小説。


以下収録作品
真田大助
後藤又兵衛
木村重成
真田十勇士
柳生但馬守
名古屋山三郎
曾呂利新左衛門


時代:1579年(天正七年)〜1615年(元和元年)
著者:柴田錬三郎
出版:時代小説文庫
発行:1988年09月

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 ■ 上総介の評価

 柴錬立川文庫。文春文庫からも同タイトルで文庫が出ているが、入っている内容が違っている。こちらは真田大助、後藤又兵衛、木村重成入った伝奇小説です。この手の類は柴錬が一番面白い。文春文庫版とは若干違った作品が収録されてます。

真田大助 1579年頃(天正七年)〜1614年(慶長十九年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
真田大助(さなだだいすけ)

 ■ 脇役
*眉花(まゆか)

 ■ 登場する武将
真田幸村(さなだゆきむら) 大谷吉継(おおたによしつぐ)
*三富野兵庫助(みとみのひょうごのすけ) 北条氏邦(ほうじょううじくに)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ) *つぎ
*良仙(りょうせん) *木曽三郎(きそさぶろう)

後藤又兵衛 1606年(慶長十一年年)〜1614年(慶長十九年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
後藤又兵衛(ごとうまたべえ)

 ■ 脇役
黒田長政(くろだながまさ)

 ■ 登場する武将
後藤左門(ごとうさもん) 黒田官兵衛(くろだかんべえ)
野口一成(のぐちかずなり) 細川忠興(ほそかわただおき)
福島正則(ふくしままさのり) 福島丹波(ふくしまたんば)
真田大助(さなだだいすけ) 真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ)

木村重成 天正年間〜1614年(慶長十九年) ★★★★☆
 ■ 主人公
木村重成(きむらしげなり)

 ■ 脇役
*夢想只四郎(むそうただしろう)

 ■ 登場する武将
豊臣秀頼(とよとみひでより) *石原刑部(いしはらぎょうぶ)
*今井市之丞(いまいいちのじょう) 徳川家康(とくがわいえやす)
柳生但馬守(やぎゅうたじまのかみ) 真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ)

真田十勇士 1614年(慶長十九年年) ★★☆☆☆
 ■ 主人公
真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ 登場する武将
大野治長(おおのはるなが) 徳川家康(とくがわいえやす)
真田大助(さなだだいすけ) 本多正信(ほんだままさのぶ)
前田利常(まえだとしつね) 三好清海入道(みよしせいかいにゅうどう)
服部半蔵(はっとりはんぞう)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ) 霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)

柳生但馬守 1614年(慶長十九年年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
柳生但馬守(やぎゅうたじまのかみ)

 ■ 脇役
徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 登場する武将
織田有楽斎(おだうらくさい) 柳生十左衛門(やぎゅうじゅうざえもん)
豊臣秀頼(とよとみひでより) 真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ) 霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)
淀殿(よどぎみ)

名古屋山三郎 1614年(慶長十九年年) ★★★★☆
 ■ 主人公
名古屋山三郎(なごやさんざぶろう)

 ■ 脇役
猿飛佐助(さるとびさすけ)

 ■ 登場する武将
真田幸村(さなだゆきむら) 織田有楽斎(おだうらくさい)

 ■ その他の登場人物
阿国(おくに)

曾呂利新左衛門 1587年(天正十五年)〜1614年(慶長十九年) ★★★★☆
 ■ 主人公
曾呂利新左衛門(そろりしんざえもん)

 ■ 脇役
真田幸村(さなだゆきむら)

 ■ 登場する武将
豊臣秀吉(とよとみひでよし)

 ■ その他の登場人物
猿飛佐助(さるとびさすけ) 千利休(せんのりきゅう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.10.31
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