上杉景勝

　上杉景勝

上杉景勝 (学研M文庫)
近衛龍春
学習研究社 2008-04-08

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上杉景勝は謙信の陰に隠れて歴史物語では地味な存在だが、実像は稀代の闘将である。謙信の急死で起きた後継者争い「御館の乱」では、同じ養子の立場の景虎を制し、二分した越後を再統一した。信長が本能寺で散った後は、秀吉と和睦。名参謀・直江兼続との二人三脚で頭角を現し、徳川、毛利に次ぐ120万石の大大名となる。関ヶ原の戦いでは西軍に与し、30万石に減封されるも見事これを乗り切った。家康が死ぬまで恐れた、不屈の闘志を秘めた寡黙な男の生涯。

時代：1564年（永禄七年）～1623年（元和九年）
著者：近衛龍春
出版：学研Ｍ文庫
発行：2008年8月

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■　上総介の評価　★★★★☆
上杉景勝について１冊にまとめた本。作者の書く景勝の内面を描き方には共感がもてます。死の際で、心残りとなった出来事とは。。。謙信になろうとし、その重圧に苦しめられた武将の生涯です。
■　主人公
上杉景勝（うえすぎかげかつ）

■　脇役
直江兼続（なおえかねつぐ）	上杉謙信（うえすごけんしん）

■　登場する武将
宮嶋三河守（みやじまみかわのかみ）	直江政綱（なおえまさつな）
小島弥太郎（こじまやたろう）	上条政繁（じょうじょうまさしげ）
上杉景虎（うえすぎかげとら）	栗林政頼（くりばやしまさより）
直江信綱（なおえのぶつな）	上杉景信（うえすぎかげのぶ）
山浦国清（やまうらくにきよ）	武田信豊（たけだのぶとよ）
武田勝頼（たけだかつより）	大熊長秀（おおくまながひで）
豊臣秀吉（とよとみひでよし）	石田三成（いしだみつなり）
前田利家（まえだとしいえ）	藤田信吉（ふじたのぶよし）
新発田重家（しばたしげいえ）	徳川家康（とくがわいえやす）

■　その他の登場する人物
通天存達（つうてんそうたつ）	仙桃院（せんとういん）
山崎専柳斎（やまさきせんりゅうさい）	菊姫（きくひめ）
＊於岩ノ方（おいわのかた）

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人