太閤の城 結城虎之介・残月剣

太閤の城―結城虎之介・残月剣
太閤の城―結城虎之介・残月剣 安部 龍太郎

PHP研究所 1996-11
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実の父である徳川家康に毒殺された悲劇の猛将結城秀康。その落胤にして、必殺の富田流残月剣の遣い手結城虎之介が、家康の陰謀と刺客に敢然と立ち向かう!―己れのすべてを賭けて幕府の圧迫に対抗する豊臣秀頼。そんな秀頼を守り、父の仇家康を討つべくひたすら剣の道を突き進む虎之介。慶長年間の活気あふれる大坂を舞台に、二人の生き様を迫真の筆致で描いた著者渾身の痛快歴史長編。


時代:1612年(慶長十七年)〜1614年(慶長十九年)
著者:安部龍太郎
出版:PHP文庫
発行:1996年11月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 家康の孫という設定の結城虎之介をニューヒローにとした時代小説。関が原の戦いが終わり、徳川幕府が成立した時期から大阪の陣に向かっていく時代が舞台。豊臣秀頼や織田老犬斎、織田有楽斎、虎之介の祖父・徳川家康などがからんで、ストーリーとしては単純ながら面白い物語に仕上がっている。

 ■ 主人公
*結城虎之介(ゆうきとらのすけ)

 ■ 脇役
織田老犬斎(おだろうけんさい) 徳川家康(とくがわいえやす)
豊臣秀頼(とよとみひでより)

 ■ 登場する武将
本多正信(ほんだまさのぶ) 薄田兼相(すすきだかねすけ)
織田有楽斎(おだうらくさい) 大野治長(おおのはるなが)
*中川左近(なかがわさこん) 百地丹波(ももちたんば)
小出吉政(こいでよしまさ) 池田輝政(いけだてるまさ)
浅野幸長(あさのよしなが) 高山右近(たかやまうこん)
片桐且元(かたぎりかつもと)

 ■ その他の登場人物
*藤兵衛(とうべえ) *加苗(かなえ)
千姫(せんひめ) 淀殿(よどどの)
*木下六左衛門(きのしたろくざえもん) *流沙(りゅうさ)
八条宮智仁親王(はちじょうのみやとしひとしんのう) 霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.06.27
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