城盗り藤吉郎


信長勢による美濃攻略が膠着し、小牧に首府を移転させた年、足軽頭・木下藤吉郎は、生涯の賭けに出ようとしていた。小兵のため、戦で手柄を挙げることができぬ藤吉郎は、槍を持たぬ戦いを自ら選んだのだ。次々と東美濃の豪族たちを取り込み、手柄を立てる藤吉郎。だが、その活躍ぶりは、敵はおろか味方から思わぬ陥穽を呼ぶことに……。幾度も信長の怒りを買いつつ、稀代の軍師・竹中半兵衛と出逢った藤吉郎は、ついに城盗りに乗り出す。傑作書き下ろし時代長篇。





時代:1563年(永禄六年)〜1567年(永禄十年)
著者:岡田秀文
出版:ハルキ文庫
発行:2005年3月



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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 信長の美濃攻め時代における木下藤吉郎の出世していく過程を中心とした書下ろし。一般的な藤吉郎像で書かれているが、それを引き立てる登場人物が面白い。特に竹中半兵衛は今までにない描かれ方で興味深かった。また、長井忠左衛門が偏執と狂気の塊のような強烈なキャラクターです。

 ■ 主人公
木下藤吉郎(きのしたとうきちろう)


 ■ 脇役
蜂須賀小六(はちすかころく) 木下小一郎(きのしたこいちろう)

 ■ 登場する武将
坪内宗兵衛(つぼうちそうべえ) 坪内喜太郎(つぼうちきたろう)
長井道利(ながいみちとし) 長井忠左衛門(ながいちゅうざえもん)
浅野弥兵衛(あさのやへえ) 織田信長(おだのぶなが)
河尻秀隆(かわじりひでたか) 佐々内蔵介(さっさくらのすけ)
丹羽長秀(にわながひで) 和田新介(わだしんすけ)
竹中半兵衛(たけなかはんべえ) 竹中重矩(たけなかしげのり)
安藤守就(あんどうもりなり) 大沢基康(おおさわもとやす)
林通勝(はやしみちかつ) 堀尾茂助(ほりおもすけ)
斎藤竜興(さいとうたつおき) *戸部新左衛門(とべしんざえもん)


 ■ その他の登場人物
ねね (まつ)
*十太(じゅった) *権助(ごんすけ)
*作蔵(さくぞう) *庄兵衛(しょうべえ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.03.26
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