山中鹿之介

山中鹿之介
中国地方の名門尼子家は、主君晴久の急逝を境に天運傾き、毛利元就によって滅ぼされた。生き残った尼子近習衆は、家中随一の武者、山中鹿之介を中心に集結する。主家を再興し、何よりも失われた故国、出雲を取り戻すために。強大な毛利に幾度も戦を試み、秀吉とも渡りあい、風雲の戦国末期を駆けぬけた武者の、鮮烈な生涯。








時代:1563年(永禄六年)〜1578年(天正六年)
著者:高橋直樹
出版:文春社文庫
発行:2000年11月

以下の書店で購入できます。


Amazon.co.jp アソシエイト
山中鹿之介
を買う



山中鹿之介

を買う



山中鹿之介
を買う


 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 月にむかい「我に七難八苦をあたえまえ」と言った苦労人・山中鹿之介の小説。しかしこの言葉は出てきません。気がめいるほど主家再興に固執する鹿之介の行動を、無難にまとめた秀作です。登場する人物では黒田官兵衛が印象的でした。

 ■ 主人公
山中鹿之介(やまなかしかのすけ)


 ■ 脇役
立原源太兵衛(たちはらげんたひょうえ)

 ■ 登場する武将
*安井忠兵衛(やすいちゅうべえ) 秋上三郎左衛門(あきあげさぶろうざえもん)
尼子勝久(あまごかつひさ) 横道兵庫助(よこじひょうごのすけ)
柴橋大力之介(しばはしたいりきのすけ) 森脇東市正(もりわきいちのかみ)
川副美作守(かわぞえみまさかのかみ) 米原平内兵衛(よねはらへいないひょうえ)
神西三郎左衛門(じんざいさぶろうざえもん) 亀井能登守(かめいのとのかみ)
宇山飛騨守(うやまひだのかみ) 立原備前守(たちはらびぜんのかみ)
尼子義久(あまごよしひさ) 大西重兵衛(おおにしじゅうべえ)
牛尾遠江守(うしおとおとうみ) 本田豊前守(もとだぶぜんのかみ)
品川大膳(しながわだいぜん) 亀井新十郎(かめいしんじゅうろう)
吉川元春(きっかわもとはる) 宍戸隆家(ししどたかいえ)
口羽道良(くちばみちよし) 織田信長(おだのぶなが)
*大坪甚兵衛(おおつぼじんべえ) *野々口丹波(ののぐちたんば)
明智光秀(あけちみつひで) 黒田官兵衛(くろだかんべえ)
羽柴秀吉(はしばひでよし) *河合将監(かわいしょうげん)
小早川隆景(こばやかわたかかげ) 河村新左衛門(かわむらしんざえもん)


 ■ その他の登場人物
*松田宮内(まつだくない) *すみれ
新六(しんろく)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

HOMEへ戻る 【戦国本一覧

Copyright 2002 All rights reserved. Produced by Kazusanosuke