楼岸夢一定
蜂須賀小六
楼岸夢一定―蜂須賀小六
佐藤 雅美
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戦国屈指の脇役武将が見た理想と野望
信長の能力と残忍性をいち早く見抜き、桶狭間で戦功を上げながらも臣下として仕えることを拒み続けた蜂須賀小六。やがて足軽組頭に過ぎぬ秀吉を主人と定め、調略・外交一切を引き受け、悉(ことごと)く成功させ、秀吉躍進の最大の功労者となる。嘘偽りなきまっすぐな生き様を全うした史上稀なる武将を描く、感動の歴史長編。
時代:1556年(弘治二年)〜1595年(文禄四年)
著者:
佐藤雅美
出版:講談社文庫
発行:2001年09月
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樓岸(ろうのきし)夢一定
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上総介の評価
★★★★★
蜂須賀彦右衛門正勝の生涯を書いた長篇。楼岸(ろうのきし)とは石山本願寺が砦を築いた場所で、彼が鬼神のごとき働きをして敵の首を最もあげたことから、「楼岸一番の首」と褒め称えられたという。晩年、その場所に屋敷を建てて住み、一生を懐古するところまで読んだあと清々しい気分にさせるのは、彼が嘘いつわりなく真っ直ぐに生きたからだろう。
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主人公
蜂須賀小六
(はちすかころく)
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脇役
前野小右衛門
(まえのこえもん)
織田信長
(おだのぶなが)
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登場する武将
生駒八右衛門
(いこまはちえもん)
簗田弥次右衛門
(やなだやじえもん)
*簗田鬼九郎(やなだおにくろう)
坪内喜太郎
(つぼうちきたろう)
坪内宗兵衛
(つぼうちそうべえ)
豊臣秀吉
(とよとみひでよし)
伊木清兵衛
(いきせいべえ)
大沢次郎左衛門
(おおさわじろうざえもん)
坪内又五郎
(つぼうちまたごろう)
木下小一郎
(きのしたこいちろう)
丹羽五郎左衛門
(にわごろうざえもん)
竹中半兵衛
(たけなかはんべえ)
浅野弥兵衛
(あさのやへえ)
柴田勝家
(しばたかついえ)
黒田官兵衛
(くろだかんべえ)
荒木村重
(あらきむらしげ)
堀久太郎
(ほりきゅうたろう)
安国寺恵瓊
(あんこくじえけい)
池田勝三郎
(いけだしょうざぶろう)
佐久間玄蕃助
(さくまげんばのすけ)
桑山修理亮
(くわやましゅりのすけ)
滝川三郎兵衛
(たきがわさぶろべえ)
織田信雄
(おだのぶかつ)
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その他の登場人物
まつ
*前野清助(まえのきよすけ)
*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人
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2006.04.10
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