密室大坂城

密室大坂城
闇を裂く一本の朱柄の矢。燃えあがる天守閣で我ハ少シマドロミテ、其後切腹スベシと瞑目して動かぬ豊臣秀頼。茫然自失の淀殿。密室と化した大阪城で、壮絶な人間ドラマが展開されていた。包囲する徳川軍二十万の計略と落城までの一部始終をスリリングに描き、秀頼、淀殿の隠された悲劇に迫る傑作時代小説。








時代:1614年(慶長十九年)〜1615年(慶長二十年)
著者:安部龍太郎
出版:講談社文庫
発行:2000年6月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 人生には二通りの生き方がある。己を殺して天下の趨勢に従うか、天下の趨勢に逆らってでも己を貫こうとするか。。。。まさしく大坂の陣を表現する言葉でしょう。秀頼が本書に描かれたように豪胆さを備えた人物であったなら、何とか生かすことができなかったのかと悔やまれます。

 ■ 主人公
豊臣秀頼(とよとみひでより)


 ■ 脇役
淀殿(よどどの)


 ■ 登場する武将
片桐且元(かたぎりかつもと) 織田有楽斎(おだうらくさい)
大野治長(おおのはるなが) 速水甲斐守(はやみかいのかみ)
渡辺内蔵助(わたなべくらのすけ) 織田老犬斎(おだろうけんさい)
織田常真(おだじょうしん) 真田幸村(さなだゆきむら)
後藤又兵衛(ごとうまたべえ) 南条忠成(なんじょうただなり)
織田長頼(おだながより) 塙団右衛門(ばんだんうえもん)
毛利豊前守(もうりぶぜんのかみ)


 ■ その他の登場人物
大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね) 千姫(せんひめ)
*宗夢(そうむ) 八条宮智仁親王(はちじょうのみやとしひとしんのう)
*お駒(おこま) 常高院(じょうこういん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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