荒木村重 命惜しゅうて候

4569569048 荒木村重―命惜しゅうて候
黒部 亨
PHP研究所 1996-06

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「わしは心底、酷薄な人間なのかもしれぬ。しかし、生きてあればこそ人。何といわれようとも、まだ死ぬわけにはいかぬ」。村重は強く自分にいい聞かせた。旧主池田勝正の追放、第二の主君織田信長への反逆、そして逃亡…利休七哲の一人に挙げられる一級の文化人でありながら、卑怯な行動をとった村重の真意とは何か。戦国の非情に翻弄されつつも、己れの人間らしさを全うした武将の生涯。


時代:1568年(永禄十一年)〜1585年(天正十三年)
著者:黒部亨
出版:PHP文庫
発行:1996年06月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 卑怯で未練な武将として定着している荒木村重。彼の生涯を、当時の状況と人間性から肯定的に描いた本。第一級の文化人であった村重の行動を、一貫性を持って書いているのがとても興味深い。

 ■ 主人公
荒木村重(あらきむらしげ)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)

 ■ 登場する武将
乾助三郎(いぬいすけさぶろう) 池田知正(いけだともまさ)
池田久左衛門(いけだきゅうざえもん) 藤井加賀(ふじいかが)
荒木元清(あらきもときよ) 中西新八郎(なかにししんぱちろう)
中川瀬兵衛(なかがわせべえ) 池田勝正(いけだかつまさ)
*松井信介(まついしんすけ) 細川藤孝(ほそかわふじたか)
和田惟長(わだこれなが) 明智光秀(あかちみつひで)
高山右近(たかやまうこん) 万見仙千代(まんみせんちよ)
野村丹後守(のむらたんごのかみ) 高山飛騨守(たかやまひだのかみ)
粟屋元相(あわやもとすけ) 荒木村次(あらきむらつぐ)
伯々部左兵衛(ははかべさへえ) 滝川一益(たきがわかずます)
宮脇平四郎(みやわきへいしろう)

 ■ その他の登場する人物
*阿古(あこ) *庄兵衛(しょうべえ)
今井宗久(いまいそうきゅう) *共六(ともろく)
津田宗及(つだそうぎゅう) 多子(たし)
*善祥坊雲鉄(ぜんしょうぼううんてつ) *勝助(かつすけ)
オルガンチノ 千利休(せんのりきゅう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2006.10.25
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