信貴山妖変 嶋左近戦記

信貴山妖変嶋左近戦記
大和の若き大名筒井順慶の家臣嶋左近は、忍びの志乃を捕えた事を機に、筒井家の宿敵松永久秀暗殺に動く。久秀に仕える土蜘蛛一族の妖術と血みどろの戦いを強いられる左近。第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞作品。






時代:1566年(永禄九年)〜1577年(天正五年)
著者:志木沢郁
出版:学研
発行:2003年5月



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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 副題・嶋左近戦記にあるとおり、左近の猛将振りが描かれています。時代は筒井順慶と松永久秀の戦いがなされた期間で、久秀滅亡までという変わった設定。左近を主人公に書く本は、石田三成に仕えた後のことを中心にすることが多いので異色です。忍びを絡ませドキドキするような展開にはまりました。

 ■ 主人公
嶋左近(しまさこん)

 ■ 脇役
筒井順慶(つついじゅんけい) 松永久秀(まつながひさひで)
*志乃(しの) *浮介(うきすけ)
*笹女(ささめ)

 ■ 登場する武将
*田倉伝右衛門(たくらでんうえもん) 筒井順国(つついじゅんこく)
山田道安(やまだどうあん) 松倉右近(まつくらうこん)
米田求政(こめだもとまさ) 明智光秀(あけちみつひで)
*伊良倉八(いらそうはち) 中坊秀祐(なかぼうひですけ)
柳生厳勝(やぎゅうよしかつ) 織田信長(おだのぶなが)
細川藤孝(ほそかわふじたか) 織田信忠(おだのぶただ)
*風早彦(かぜはやひこ)

 ■ その他の登場人物
*闇猫(やみねこ) *鬼蜘蛛(おにぐも)
*堂子姫(どうこひめ) *中坊法眼(なかぼうほうがん)
*修羅法王(しゅらほうおう) *コゴメ
*姫若丸(ひめわかまる)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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