松平忠輝 幕府に反抗しつづけた「家康の息子」

松平忠輝幕府に反抗しつづけた「家康の息子」
「この赤児を、直ぐに捨てよ!」―父・徳川家康がそう言い放ったとき、松平忠輝の反抗の生涯は始まった。八歳で一万石の城主、十九歳で六十万石の大大名となったが、二十五歳で改易。その後は九十二歳で世を去るまで、配流の生活を余儀なくされた。家康の六男に生まれながら、徳川宗家を相手に「孤独な戦い」を続けた忠輝。自らの宿命と正面から対峙した男の人生を描く力作。



時代:1592年(文禄元年)〜1683年(天和三年)
著者:中島道子
出版:PHP文庫
発行:2002年 10月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 生まれたときから父・家康に嫌われ、父の死後は兄から消されかけた男・松平忠輝の生涯を書き下ろし。忠輝といえば隆慶一郎氏の「捨て童子・松平忠輝」が有名ですが、この作品もコンパクトにまとめた秀作です。結城秀康といい、この忠輝といい、もう少し早く生まれればもっと活躍の場があったでしょう。

 ■ 主人公
松平忠輝(まつだいらただてる)

 ■ 脇役
徳川家康(とくがわいえやす)

徳川秀忠(とくがわひでただ)
 ■ 登場する武将
皆川広照(みながわひろてる) 本多正信(ほんだまさのぶ)
山尾信久(やまおのぶひさ) 花井三九郎(はないさんくろう)
大久保長安(おおくぼながやす) 結城秀康(ゆうきひでやす)
松平忠直(まつだいらただなお) 本多正純(ほんだまさずみ)
花井義雄(はないよしかつ) 九鬼守隆(くきもりたか)
金森重頼(かなもりしげより) 本多富正(ほんだとみまさ)


 ■ その他の登場人物
茶阿局(ちゃあのつぼね) *七郎太(しちろうた)
*三郎(さぶろう) ルイス・ソテーロ
*瓢太(ひょうた) 勝姫(かつひめ)
五郎八姫(いろはひめ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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