浪々を選びて候

浪々を選びて候
いつか必ず信長に勝つ!
あえて浪人となった美濃斎藤家の勇将・日根野弘就。流浪の果てに行き着いた先は……。
強大な権力に抗う中年の不安を、松本清張賞受賞の実力派が描く、書下ろし時代長編。
永禄10年、日根野弘就37歳。
美濃斎藤家で勇将として聞こえていたが、主家が織田信長に滅ぼされた。
信長に屈することを拒んだ弘就は、一族を連れて関東に下るが、仕える先々で主家が信長に潰されていく。
中年になって禄を離れる不安、新しい主君への処世術、家族との葛藤、強大な権力に身をゆだねる喪失感……揺れ動く男の心情を克明に描く。


時代:1566年(永禄九年)〜1582年(天正十年)
著者:岩井三四二
出版:講談社
発行:2003年09月


文庫版
逆ろうて候 (講談社文庫)逆ろうて候 (講談社文庫)
岩井 三四二

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 日根野弘就って知ってますか?こんなマイナーな武将が主人公の本です。ことごとく主家を滅ぼされても、信長に抵抗し続けた勇将の本能寺の変までのお話が描かれています。その後の人生もとっても面白い人物なので、お話を本能寺で切ってしまったことが残念です。

 ■ 主人公
日根野弘就(ひねのひろなり)

 ■ 脇役
長井隼人佑(ながいはやとのじょう)

 ■ 登場する武将
*日根野徳太郎(ひねのとくたろう) *日根野弥吉郎(ひねのやきちろう)
*坂田半右衛門(さたかたんえもん) 日根野弥次右衛門(ひねのやじえもん)
日根野五右衛門(ひねのごえもん) 日根野六郎左衛門(ひねのろくろうざえもん)
氏家常陸(うじいえひたち) 竹腰摂津(たけこしせっつ)
斉藤龍興(さいとうたつおき) 日根野勘右衛門(ひねのかんえもん)
朝比奈備中守(あさひなびっちゅうのかみ) 今川氏真(いまがわうじざね)
三浦右衛門佐(みうらうえもんのすけ) 小倉内蔵助(おぐらくらのすけ)
*朝比奈三郎兵衛(あさひなさぶろべえ) 大原肥前(おおはらひぜん)
*浅井十郎(あざいじゅうろう) 浅井井規(あざいいのり)
*伊藤平右衛門(いとうへいえもん) 太田修理亮(おおたしゅりのすけ)
安藤伊賀守(あんどういがのかみ) 織田信長(おだのぶなが)
金森五郎八(かなもりごろはち) 猪子兵助(いのこへいすけ)

 ■ その他の登場人物
*菊(きく) *福島四郎左衛門(ふくしましろうざえもん)
*竹一(たけいち) *初音(はつね)
*道清(どうせい) *円空(えんくう)
*衛安(えいあん)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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