雷神の筒

4087753697 雷神の筒
山本 兼一
集英社 2006-11

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信長の鉄砲隊を作った男の苛烈な生涯。
天下を狙い撃て! 鉄砲伝来後、いちはやくその威力に気づいた橋本一巴。まだ尾張の弱小勢力であった織田信長のもとで、苦労して鉄砲隊を作り上げてゆく。壮大なスケールで描く絢爛歴史小説。


時代:1554年(天文二十三年)〜1580年(天正八年)
著者:山本兼一
出版:集英社
発行:2006年11月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 主人公の織田家鉄砲頭・橋本一巴は、信長へ鉄砲を指南し、鉄砲隊を創設したが、生涯信長に疎まれつづけた人物として描かれています。鉄砲で天下万民が安泰に暮らせる国を作ることを夢見て戦に望み、次第にその行動に疑問を持ちはじめるというストーリー。『白鷹伝』『火天の城』に続き、信長に仕えた一流の職人たちを描いた三作目の作品です。

 ■ 主人公
橋本一巴(はしもといっぱ)

 ■ 脇役
織田信長(おだのぶなが)

 ■ 登場する武将
*金井与助(かないよすけ) *橋本吉二(はしもときちじ)
*橋本志郎(はしもとしろう) *橋本三蔵(はしもとさんぞう)
生駒親重(いこまちかしげ) 生駒親正(いこまちかまさ)
雑賀孫市(さいがまごいち) 種子島時堯(たねがしまときたか)
林秀貞(はやしひでさだ) 織田信光(おだのぶみつ)
柴田勝家(しばたかついえ) 佐々成政(さっさなりまさ)
林弥七郎(はやしやしちろう) 織田信勝(おだのぶかつ)
羽柴秀吉(はしばひでよし) 蜂須賀小六(はちすかころく)
橋本道一(はしもとみちかず) 菅沼定盈(すがぬまさだみつ)
鳥居三左衛門(とりいさんざえもん) 佐久間信盛(さくまのぶもり)
九鬼嘉隆(くきよしたか)

 ■ その他の登場する人物
*国友藤兵衛(くにともとうべえ) *あや
*茂吉(もきち) 王直(おうちょく)
*日榮(にちえい) *弥之吉(やのきち)
今井宗久(いまいそうきゅう) *喜一(きいち)
*銀之丞(ぎんのじょう) 村松芳休(むらまつほうきゅう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.9.5
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