近江商人魂 蒲生氏郷と西野仁右衛門

近江商人魂(上)蒲生氏郷と西野仁右衛門
信長の上洛により近江観音寺城は落城。これによって運命の第一歩を踏み出した二人の男がいた。人質に入った信長の元で薫陶を受け、大きく成長する戦国武将蒲生氏郷と、天秤棒一つを手にさまざまな苦難の中から商いの正道を切り開いて行く近江商人西野仁右衛門。現代に似た混迷の戦国末期を背景にそれぞれの戦いの生涯を描く。


近江商人魂(下)蒲生氏郷と西野仁右衛門
「信用」「情報」「忍耐」「才覚」「倹約」をモットーに一世を風靡した近江商人の「商いの原点」と天秤棒精神。天下取りの苛烈な時代を背景に、"信用"第一の着実な歩みが生み出す世界を切り開いていった男と、目まぐるしい闘争が繰り返される権力の世界に生きた男の生涯を通して、現代の日本人の生き方、経営のあり方を問うた雄渾の長編小説。





時代:1584年(天正十二年)〜1595年(文禄四年)
著者:童門冬二
出版:学陽書房
発行:1996年2月


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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 天下取りを狙った蒲生氏郷と近江商人西野仁右衛門の生き方を描いた小説。近江商人の育ての親といわれた蒲生氏郷は家臣を非常に大事にする主君でした。氏郷は家臣の主だったものを城に招き、ねぎらいの意味をこめてよく酒宴を張ったそうです。そのときは必ず自分で風呂を沸かして入れてやったといわれています。

 ■ 主人公
蒲生氏郷(がもううじさと)


 ■ 脇役
*西野仁右衛門(にしのじんえもん)

 ■ 登場する武将
織田信長(おだのぶなが) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
伊達政宗(だてまさむね) 蒲生賢秀(がもうかたひで)
木村吉清(きむらよしきよ) 蒲生郷可(がもうさとよし)
蒲生郷貞(がもうさとさだ) 蒲生弥五左衛門(がもうやござえもん)
田丸具直(たまるともなお) 関一政(せきかずまさ)
町野左近将監(まちのさこんしょうげん) 蒲生頼郷(がもうよりさと)
蒲生郷成(がもうさとなり) 蒲生忠右衛門(がもうちゅうえもん)
蒲生郷安(がもうさとやす) 佐久間盛次(さくまもりつぐ)
成田氏長(なりたうじなが) 九戸政実(くのへまさざね)
南部信直(なんぶのぶなお) 北信愛(きたのぶちか)


 ■ その他の登場人物
千利休(せんのりきゅう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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