鬼と人と

鬼と人と―信長と光秀 (上巻)
堺屋 太一

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天下を治めるのは、型破りな行動を引き起こす「覇気と気迫」か? それとも、感情を抑え、礼式を尊び、格式を重んじる「品位」か? 歴史上の謀反事件としても名高い「本能寺の変」に題材をとったこの小説は、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにし、主従の心の葛藤を鮮やかに描き出した。なぜ、忠臣は天才的主君を討ったのか。初の独白形式で迫る歴史巨編!

鬼と人と―信長と光秀 (下巻)
堺屋 太一

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「光秀はただの人じゃ、所詮、ただの人じゃ」とつぶやく信長と、「信長様は、過去の功績も人事の情もお感じにならないらしい。人を金銭道具と同様に、ただその日のその時の役立ちだけで見られるお方なのだ」と嘆く光秀。摩訶不思議な人間の心情が交互に錯綜し、ストーリーはいよいよクライマックスへ・・・・・。主を倒せは、はたして天下がとれるのか。永遠の課題の答えは史実のなかにある。


時代:1582年(天正十年)
著者:堺屋太一
出版:PHP文庫
発行:1993年5月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 織田信長と明智光秀が、それぞれ同じ事件や光景を見て独白する形式で書かれた本です。信長のような主観性の強い天才の思いと行動を解き明かすために、信長自身に語らせ、それを批判する記述を補うために、光秀の当時の常識豊かな口述を借りるという、画期的な本です。

 ■ 主人公
織田信長(おだのぶなが) 明智光秀(あけちみつひで)


 ■ 登場する武将
木曾義昌(きそよしまさ) 斎藤利三(さいとうとしみつ)
溝尾勝兵衛(みぞおしょうべえ) 織田信忠(おだのぶただ)
菅谷九右衛門(すがやきゅうえもん) 丹羽長秀(にわながひで)
津田信澄(つだのぶずみ) 滝川一益(たきがわかずます)
河尻秀隆(かわじりひでたか) 鎌田新介(かまたしんすけ)
徳川家康(とくがわいえやす) 森蘭丸(もりらんまる)
西尾光教(にしおみつのり) 不破光治(ふわみつはる)
神戸信孝(かんべのぶたか) 明智秀満(あけちひでみつ)
三宅藤兵衛(みやけとうべえ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.04.02
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