見知らぬ海へ

4061857746 見知らぬ海へ
隆 慶一郎
講談社 1994-09

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戦国末期、好きな釣りに出ている時、城が敵の攻撃を受け、父と兄を失った男がいた。魚釣り侍と揶揄された向井正綱だが、遺志を受け継ぎ、北条水軍との駿河湾決戦で向井水軍の長として頭角を現していく。迫力溢れる戦闘場面、戦乱の世での父と子の生き様、徳川家康をも唸らせた、海の武将を描く歴史小説。


時代:1579年(天正七年)〜1600年(慶長五年)
著者:隆慶一郎
出版:新潮文庫
発行:1994年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 白石一郎ばりの海洋小説。徳川水軍の向井正綱を主人公として、ウイリアム・アダムスとの結縁を書く予定だったようだが、隆先生の死で未完に終わっている。未完でも楽しめるが、これもまた惜しまれる作品だ。

 ■ 主人公
向井正綱(むかいまさつな)


 ■ 脇役
*野尻久兵衛(のじりきゅうべえ) 本多作左衛門(ほんださくざえもん)

 ■ 登場する武将
向井正重(むかいまさしげ) 向井政勝(むかいまさかつ)
*三好軍兵衛(みよしぐんべえ) 小浜景隆(おばまかげたか)
伊丹大隈守(いたみおおすみのかみ) 間宮武兵衛(まみやぶべえ)
九鬼嘉隆(くきよしたか) 向井忠勝(むかいただかつ)
長宗我部元親(ちょうそかべもとちか) 池六右衛門(いけろくえもん)
山中修理亮(やまなかしゅりのすけ) *山中彦之介(やまなかひこのすけ)
石田三成(いしだみつなり) 豊臣秀吉(とよとみひでよし)
徳川家康(とくがわいえやす)


 ■ その他の登場人物
*弥助(やすけ) *お久(おひさ)
ウイリアム・アダムス *パパス
ヤン・ヨーステン

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.08.08
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