黒田如水

4061965441黒田如水 (吉川英治歴史時代文庫)
吉川 英治
講談社 1989-11

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大作『新書太閤記』の1大分脈を成すのが本書である。秀吉といえども、独力では天下を取れなかった。前半は竹中半兵衛の智力を恃り、後半は黒田如水を懐刀(ふところがたな)とした。如水は時勢を見ぬく確かな眼をもっており、毛利の勢力下にありながら、織田の天下を主張。また、荒木村重の奸計に陥り、伊丹城地下牢での幽囚生活を余儀なくされながら、見事に耐えぬく。――若き日の如水を格調高く描く佳品。


時代:1575年(天正三年)〜1581年(天正九年)
著者:吉川英治
出版:吉川英治歴史時代文庫
発行:1989年11月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 若き日の黒田官兵衛を書いた小説です。主家を自分の信念に基づいて導き、その挙句一年間の囚われの身になってしまうが、それでも主家を蔑ろにしなかった官兵衛の心がうまく著されている。また、後悔を知らない信長が唯一後悔した事件についても泣かせること間違いなし。

 ■ 主人公
黒田官兵衛(くろだかんべえ)


 ■ 脇役
小寺政職(おでらまさもと) 羽柴秀吉(はしばひでよし)
竹中半兵衛(たけなかはんべえ)

 ■ 登場する武将
*小川三河守(おがわみかわのかみ) *蔵光正利(くらみつまさとし)
母里太兵衛(もりたへえ) 栗山善助(くりやまぜんすけ)
黒田宗円(くろだそうえん) 衣笠久左衛門(きぬがさきゅうざえもん)
織田信長(おだのぶなが) 荒木村重(あらきむらしげ)
*陶義近(すえよしちか) 別所賀相(べっしょよしすけ)
山中鹿之介(やまなかしかのすけ) *加藤八弥太(かとうはちやた)
*権藤亥十郎(ごんどういじゅうろう) 荒木久左衛門(あらききゅうざえもん)
前田又四郎(まえだまたしろう) 別所小三郎(べっしょこさぶろう)
小寺氏職(おでらうじもと)


 ■ その他の登場人物
*円満坊(えんまんぼう) 松千代(まつちよ)
*井口与次右衛門(いぐちよじえもん) *お菊(おきく)
*白銀屋新七(しろがねやしんしち) *室殿(むろどの)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.03.20
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