片桐且元

　片桐且元

片桐且元 (小学館文庫)
鈴木輝一郎
小学館 2004-10

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裏切り者と呼ばれた秀頼の傅役、片桐且元。豊臣存続に命を賭けた男の生きざまを、大坂落城を中心とする歴史の流れの中に描き、「国家安康・君臣豊楽」で史上有名な方広寺鐘銘事件の真相に迫る歴史小説。

時代：1614年（慶長十九年）
著者：鈴木輝一郎
出版：小学館文庫
発行：2004年 10月

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■　上総介の評価　★★★★★
読み終わった感想は「文句なしに面白い！」。片桐且元というマイナーな武将を主人公にしたことでも食指が動くのに、この展開の面白さは絶対にお勧め。且元を引き立てる脇役の隠密・神岡五郎太や織田信雄こと常真入道の生き方にも好感。鈴木さんの作品は期待を裏切らないです。ただ真田幸村好きにはちょっと役どころに不満があるかも。。
■　主人公
片桐且元（かたぎりかつもと）
■　脇役
＊神岡五郎太（かみおかごろうた）
■　登場する武将
大野治長（おおのはるなが）	真田幸村（さなだゆきむら）
板倉勝重（いたくらかつしげ）	織田常真（おだじょうしん）
片桐貞隆（かたぎりさだたか）	本多正純（ほんだまさずみ）
徳川家康（とくがわいえやす）	速水守久（はやみもりひさ）
豊臣秀頼（とよとみひでより）

■　その他の登場人物
淀殿（よどどの）	金地院崇伝（こんちいんすうでん）
大蔵卿局（おおくらきょうのつぼね）

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人