北条綱成

4569670776北条綱成(つなしげ) (PHP文庫)
PHP研究所 2008-08-01

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「地黄八幡」の旗印の下、数々の合戦でその名を轟かした北条綱成。彼の存在なくして、北条氏の関東制覇はありえなかった――。
駿河今川氏の猛将・福島正成の嫡男として誕生した北条綱成は、天文五年に起きた今川家の内紛「花倉の乱」を機に、関東北条氏二代目の氏綱の信頼を受けて北条一門に迎えられる。
綱成は闘将の資質を遺憾なく発揮し、「北条の楔」として関東の要衝を押さえ、甲斐武田、越後上杉など数多の強敵と激戦を繰り広げる。日本三大夜戦の一つとして知られる「河越夜戦」では、八万にもおよぶ上杉憲政・上杉朝定・足利晴氏連合軍を寡勢で迎え撃ち、北条方の大逆転勝利に大きな役割を果たした。
また、晩年には三代目・氏康の名代として外交手腕を発揮。綱成がもう少し長生きをしていたならば、豊臣秀吉による小田原征伐の行方も違っていたのではないか……。
北条軍の先鋒として無類の強さを誇った「地黄八幡の闘将」の生涯を描く力作歴史小説。


時代:1515年(永正十二年)〜1587年(天正十五年)
著者:江宮隆之
出版:PHP文庫
発行:2008年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 地黄八幡こと北条綱成の本。今川家の家臣・福島正成の子であった彼が、どのようにして北条姓を名乗るようになったのか。史料が少ない中で、興味深い展開で描かれます。北条家を支えた猛将で、一部で人気の高い武将ですね。

 ■ 主人公
北条綱成(ほうじょうつなしげ)

 ■ 脇役
北条氏綱(ほうじょううじつな) 北条氏康(ほうじょううじやす)

 ■ 登場する武将
武田信虎(たけだのぶとら) 荻原昌勝(おぎはらまさかつ)
福島正成(くしままさしげ) 北条早雲(ほうじょうそううん)
*堀内忠春(ほりうちただはる) *福島十郎(くしまじゅうろう)
*福島彦十郎(くしまひこじゅうろう) 今川氏輝(いまがわうじてる)
福島綱房(くしまつなふさ) 今川義元(いまがわよしもと)
*松田三郎兵衛(まつださぶろべえ) 里見義堯(さとみよしたか)
足利義明(あしかがよしあき) 武田信玄(たけだしんげん)
原虎胤(はらとらたね) 北条氏政(ほうじょううじまさ)


 ■ その他の登場人物
宗長(そうちょう) 寿桂尼(じゅけいに)
恵探(えたん) 風魔小太郎(ふうまこたろう)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.8.19
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