炎の柱　織田信長

　炎の柱　織田信長

炎の柱織田信長〈上〉
大仏次郎
徳間書店 1987-09

by G-Tools

徳川家康の嫡男・信康に嫁がせた娘・徳姫から書状がきた。嫁いびりを訴えるあまり、姑の築山殿が甲州武田と内通し謀叛を企んでいるとの噂が書き添えてあったのを、信長は見逃さなかった。婿であろうと容赦はない、徳川の嫡男は切腹じゃ!今や安土に天下大掃除のための拠点を築きつつある父親は、娘の思惑を遥かに越えた、冷徹な政治決断を下すのだった…。信長の人間的魅力と魔力を描いた巨匠晩年の代表作。

炎の柱織田信長〈下〉
大仏次郎
徳間書店 1987-09

by G-Tools

天正8年、11年の抵抗の末、一向宗大本山・石山本願寺が降伏。あとは西に毛利、東に武田を残すのみとなり、信長の天下統一の日は近づいたかに見えた。しかし紅蓮の本能寺に志半ばの恨みを残し"炎の柱"となる日が先にやって来ようとは…。冷徹無比の父を真似ようと鬱屈を深める息子・信忠、父の仕打ちを怨みつつ親近感を禁じえない娘・徳姫を両脇に配し、人間・信長を現代に蘇らせる巨匠の力作完結篇。

時代：1579年（天正七年）～1582年（天正十年）
著者：大佛次郎
出版：徳間文庫
発行：1987年9月

以下の書店で購入できます。

炎の柱織田信長〈上〉
炎の柱織田信長〈下〉
を買う

炎の柱　織田信長（上）
炎の柱　織田信長（下）
を買う

炎の柱　織田信長（上）
炎の柱　織田信長（下）
を買う

炎の柱　織田信長（上）
炎の柱　織田信長（下）
を買う

■　上総介の評価　★★★☆☆
信長の嫡男、織田信忠の眼から見た父信長を描いた作品。父に従う織田家後継者は、後に魔王と呼ばれた父をどのように見ていたのか。
■　主人公
織田信長（おだのぶなが）

■　脇役
徳川信康（とくがわのぶやす）	明智光秀（あけちみつひで）
織田信忠（おだのぶただ）	＊沼沢木斎（ぬまさわもくさい）

■　登場する武将
徳川家康（とくがわいえやす）	酒井忠次（さかいただつぐ）
羽柴秀吉（はしばひでよし）	高山重友（たかやましげとも）
高山飛騨守（たかやまひだのかみ）	荒木村重（あらきむらしげ）
明智秀満（あけちひでみつ）	吉川経家（きっかわつねいえ）
武田勝頼（たけだかつより）	穴山梅雪（あなやまばいせつ）
仁科盛信（にしなもりのぶ）	小山田信茂（おやまだのぶしげ）
村井貞勝（むらいさだかつ）

■　その他の登場人物
築山殿（つきやまどの）	徳姫（とくひめ）
お市（おいち）

＊印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人