佐々成政 己の信念に生きた勇将

佐々成政己れの信念に生きた勇将
なんとしても家康に逢い、秀吉討伐に立たねばならぬ。それには敵陣の中、越中から真冬の北アルプスを越えて行かねばならない。成政は必死の形相の従臣たちに向かってこう言い放った。「佐々の存亡はこの一事にかかっている。皆の生命をわしにくれ」と―。信長への忠義の念から、秀吉の天下奪取に抵抗し続けた佐々成政。武人としての誠実さに殉じた男の生涯を描く書き下ろし歴史小説。





時代:1582年(天正十年)〜1588年(天正十六年)
著者:郡順史
出版:PHP文庫
発行:1996年2月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★☆

 織田家に対しあくまでも誠忠の武将・佐々成政の半生を描いた作品です。「利家とまつ」で描かれたのとはまったく違う利家像。それと対照的に成政は善政をひき家臣の信頼も厚かった人物像として描かれています。地元では未だに成政人気は高いようですので、これが本当の姿だったのでしょう。

 ■ 主人公
佐々成政(さっさなりまさ)


 ■ 脇役
豊臣秀吉(とよとみひでよし) 前田利家(まえだとしいえ)

 ■ 登場する武将
佐々平左衛門(さっさへいざえもん) *鍛冶平馬(かじへいま)
柴田勝家(しばたかついえ) *宮内権之介(みやうちごんのすけ)
神保氏張(じんぼうじはる) 前野小兵衛(まえのこひょうえ)
諏訪頼忠(すわよりただ) 菊池武勝(きくちたけかつ)
徳川家康(とくがわいえやす) 酒井忠次(さかいただつぐ)
織田信雄(おだのぶかつ) 加藤清正(かとうきよまさ)
豊臣秀長(とよとみひでなが) 石田三成(いしだみつなり)
飯田覚兵衛(いいだかくべえ) *上田作兵衛(うえださくべえ)
隈部親永(くまべちかなが) 前野宗能(まえのむねよし)
安国寺恵瓊(あんこくじえけい)


 ■ その他の登場人物
*東枝の方(とうしのかた) 早百合(さゆり)
島井宗室(しまいそうしつ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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