黄金の華

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火坂 雅志
文芸春秋 2006-01

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豊臣家が握る上方経済とは別の経済圏を江戸に創り出そうとした徳川家康。その家康の依頼によって、京でも指折りの金工、後藤家の手代である庄三郎は江戸へ下る。家康に才能を認められた庄三郎は、小判を始め新しい貨幣を製造し、徳川幕府の屋台骨を経済官僚として支えていく。幕府成立の過程を経済という視点で描いた意欲作!


時代:1593年(文禄二年)〜1616年(元和二年)
著者:火坂雅志
出版:文春文庫
発行:2006年01月


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 ■ 上総介の評価 ★★★★★

 江戸初期の日銀総裁といえる後藤庄三郎を描いた作品です。商人を主人公にした長編なのであまり期待していなかったけど、読み進むほどに没頭。さすが火坂さん、ストーリーがしっかりしていてとても面白い。ちなみに現在の日銀がある場所は、後藤庄三郎の屋敷跡だそうです。

 ■ 主人公
後藤庄三郎(ごとうしょうざぶろう)

 ■ 脇役
徳川家康(とくがわいえやす)


 ■ 登場する武将
板倉勝重(いたくらかつしげ) 大久保長安(おおくぼながやす)
草間内記(くさまないき) 本多正純(ほんだまさずみ)
岡本大八(おかもとだいはち) 有馬晴信(ありまはるのぶ)
織田有楽(おだうらく)

 ■ その他の登場人物
*松木鹿之助(まつきしかのすけ) 後藤徳乗(ごとうとくじょう)
後藤長乗(ごとうちょうじょう) *おたあ
*風祭ノ吉次(かざまつりのきちじ) *蓬生(よもぎう)
*お亀(おかめ) 鳶坂甚内(とびさかじんない)
末吉孫左衛門(すえよしまござえもん) *三右衛門(みつえもん)
*お岩(おいわ) 阿茶の局(あちゃのつぼね)
角倉了以(すみくらりょうい) ドン・ロドリゴ
田中勝介(たなかしょうすけ) 金地院崇伝(こんちいんすうでん)
*銀之介(ぎんのすけ) 後藤広世(ごとうひろよ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2007.01.18
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