金沢城嵐の間

4167597020 金沢城嵐の間
安部 龍太郎
文芸春秋 2000-09

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関ヶ原以後、新座衆の扱いに苦慮する加賀前田家で、家老の罠に落ちた男・太田但馬守。平穏の世には、彼の如き武辺者の生きる場所は最早ない。それを承知で、敢然と死に赴く彼の心中には、武士として生きる、その歓びが渦巻いていた…。武士の義を貫かんと、戦闘の血の記憶に殉じる男たちの美学を描く六篇。


以下収録作品
残された男
伊賀越えの道
義によって
金沢城嵐の間
萩城の石
生きすぎたりや


時代:1602年(慶長七年)〜1615年(慶長二十年)
著者:安部龍太郎
出版:文春文庫
発行:2000年9月

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 ■ 上総介の評価

 江戸初期の各藩におけるお家騒動を描いた短編集。どの主人公も戦国から太平の世への遷り変わりを感じつつも、己の生き様を貫いた人たち。どの短編も強い印象を残します。

残された男 1615年(慶長二十年) ★★★★☆
 ■ 主人公
*藤崎六衛門(ふじさきろくえもん)

 ■ 登場する武将
*堀口久兵衛(ほりぐちきゅうべえ) 立花宗茂(たちばなむねしげ)
*田中大膳(たなかだいぜん) 宮川大炊(みやがわおおい)

 ■ その他の登場人物
*佳代(かよ) *新之助(しんのすけ)

伊賀越えの道 1608年(慶長十三年) ★★★★☆
 ■ 主人公
中坊秀祐(なかのぼうひですけ)

 ■ 脇役
中坊秀政(なかのぼうひでまさ)

 ■ 登場する武将
*黒部銀蔵(くろべぎんぞう) 筒井定次(つついさだつぐ)

 ■ その他の登場人物
*勘助(かんすけ) *徳之助(とくのすけ)
*ふみ

義によって 1612年(慶長十七年) ★★★★★
 ■ 主人公
*大木十左衛門(おおきじゅうざえもん)

 ■ 脇役
久世但馬守(くぜたじまのかみ)

 ■ 登場する武将
*内藤数馬(ないとうかずま) *大木太兵衛(おおきたへえ)
本多富正(ほんだとみまさ)

 ■ その他の登場人物
*せつ *茂平(もへい)
*彦左(ひこざ)

金沢城嵐の間 1602年(慶長七年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
太田長知(おおたながちか)

 ■ 脇役
*おいま

 ■ 登場する武将
*上坂権太夫(かみさかごんだゆう) 前田利長(まえだとしなが)
横山大膳(よこやまだいぜん)

 ■ その他の登場人物
*不破甚左衛門(ふわじんざえもん) *片山左馬助(かたやまさまのすけ)

萩城の石 1605年(慶長十年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
*栗山三郎右衛門(くりやまさぶろうえもん)

 ■ 脇役
益田元祥(ますだもとよし)

 ■ 登場する武将
天野元信(あまのもとのぶ) 熊谷元直(くまがいもとなお)

 ■ その他の登場人物
*塚本弥吉(つかもとやきち) *有田作次郎(ありたさくじろう)
*神野勘五郎(じんのかんごろう) *三浦友之助(みうらとものすけ)

生きすぎたりや 1604年(慶長九年)〜1605年(慶長十年) ★★★☆☆
 ■ 主人公
*花江

 ■ 脇役
長岡宗信(ながおかむねのぶ)

 ■ 登場する武将
*益田蔵人(ますだくらんど) *米田貞政(よねださだまさ)

 ■ その他の登場人物
*あい *あやの

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2005.08.11
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