北辰の旗

4198905495北辰の旗 (徳間文庫)
戸部 新十郎
徳間書店 1996-08

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八代将軍足利義政の勘気に触れ、加賀北半国召上げとなった富樫成春の子・鶴童丸は、入国する赤松勢に果敢に立ち向かったが惨敗してしまう。研鑚を積んだ鶴童丸は元服して名を政親と改め、富樫本宗家の復興第一歩を踏み出す。やがて勃発した応仁の乱では多くの武勲をあげ、宿願を果たして加賀一国の守護大名となるが、その行く手には一向一揆が立ちふさがっていた。無双の名将、富樫政親の生涯を描く長篇小説。


時代:1464年頃(寛正五年頃)〜1488年(長享二年)
著者:戸部新十郎
出版:徳間文庫
発行:1996年8月

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 ■ 上総介の評価 ★★☆☆☆

 北国新聞社で連載していたものが単行本化された小説です。富樫政親といえば一揆に滅ぼされた守護大名として、ちょっと間抜けな感じがしていましたが、この本でその思いが払拭されました。富樫政親という少しマイナーな武将の生涯を知りたい人にはお勧めです。

 ■ 主人公
富樫政親(とがしまさちか)


 ■ 脇役
富樫成春(とがししげはる) 山川三河守(やまごうみかわのかみ)
本折但馬入道(もとおりたじまにゅうどう) 槻橋豊前守(つきはしぶぜんのかみ)
富樫泰高(とがしやすたか) 朝倉敏景(あさくらとしかげ)


 ■ 登場する武将
赤松政則(あかまつまさのり) 本折越前守(もとおりえちぜんのかみ)
槻橋近江守(つきはしおうみのかみ) 本郷駿河守(ほんごうするがのかみ)
岩室肥前守(いわむろひぜんのかみ) *小寺性悦(おでらせいえつ)
富樫幸千代(とがしこうちよ) 細川勝元(ほそかわかつもと)
伊勢貞親(いせさだちか) 足利義教(あしかがよしのり)
富樫教家(とがしのりいえ) 赤松満祐(あかまつみつすけ)
山川筑後入道(やまごうちくごにゅうどう) 足利義政(あしかがよしまさ)
伊勢新九郎(いせしんくろう) 足利義視(あしかがよしみ)
足利義尚(あしかがよしひさ) 山名宗全(やまなそうぜん)
下間蓮崇(しもつまれんそう)


 ■ その他の登場人物
*弥平次(やへいじ) *志摩兵衛(しまべえ)
*宗丹(そうたん) *蔭涼軒季瓊(おんりょうけんきけい)
*周元坊(しゅうげんぼう) 蓮如(れんにょ)
日野富子(ひのとみこ) *ともえ

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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