小説 松平三代記 清康・広忠・家康、三河から天下へ

4569667597 小説 松平三代記 清康・広忠・家康、三河から天下へ (PHP文庫 し 18-4 大きな字)
嶋津 義忠
PHP研究所 2007-01-06

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戦国乱世を完全に終わらせ、天下泰平の時代を切り開いた徳川家康。その偉業の陰には、祖父・松平清康、父・松平広忠の二代にわたって続いた悲劇の歴史があった。松平清康はわずか十三歳で宗家の家督を継ぐと、疾風のごとく大地を駆け巡り、三河全域の統一をなしとげた英傑だった。しかし、戦陣で家来に襲われて思いがけない最期を遂げ、三十五歳にして天下を目指す覇業は挫折してしまった。清康の突然の死は嫡男・広忠に命の危険と苦難の人生をもたらした。その不遇に耐え、自立を模索して苦闘した広忠もまた家来の手にかかって若い命を落とした。人質の境遇から戦国の世に人生の第一歩を踏み出した家康は、二代続いた負の連鎖を断ち切り、戦国大名として飛翔する。そして、祖父、父が示した二つの生き方を我が身のうちで一つにまとめあげ、「戦のない時代」の礎を築いた。乱世の波に翻弄されながら、戦い続けた松平三代の男たちを描き出した力作長編小説。


時代:1523年(大永三年)〜1616年(元和二年)
著者:嶋津義忠
出版:PHP文庫
発行:2007年1月

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 ■ 上総介の評価 ★★★☆☆

 松平清忠・松平広忠・徳川家康の三代の物語。この三代を文庫本1冊で書くのは難しいだろうなぁという読前の思いは、「家康の巻」でかなり時代を飛ばすことで解決しています。意外なのは「広忠の巻」の部分が結構厚く書かれ、彼の器量がなかなかのものとして書かれているところでしょうか。

 ■ 主人公
松平清康(まつだいらきよやす) 松平広忠(まつだいらひろただ)
徳川家康(とくがわいえやす)

 ■ 脇役
服部半三(はっとりはんぞう) 服部半蔵(はっとりはんぞう)

 ■ 登場する武将
松平信忠(まつだいらのぶただ) 松平道閲(まつだいらどうえつ)
大久保忠茂(おおくぼただしげ) 阿部大蔵(あべたいぞう)
松平信定(まつだいらのぶさだ) *磯貝出来助(いそがいできすけ)
*落合嘉兵衛(おちあいかへえ) 松平信貞(まつだいらのぶさだ)
酒井与七郎(さかいよしちろう) 植村新六郎(うえむらしんろくろう)
金丸虎嗣(かなまるとらつぐ) 大久保忠俊(おおくぼただとし)
大久保忠員(おおくぼただかず) 酒井忠親(さかいただちか)
阿部弥七郎(あべやしちろう) 松平信孝(まつだいらのぶたか)
阿部四郎兵衛(あべしろべえ) 石川数正(いしかわかずまさ)
戸田康光(とだやすみつ) 筧重忠(かけいしげただ)
石川清兼(いしかわきよかね) 岩松八弥(いわまつはちや)
本多重次(ほんだしげつぐ) 鳥居忠吉(とりいただよし)
酒井正親(さかいまさちか) 織田信長(おだのぶなが)
酒井忠次(さかいただつぐ) 蜂屋半之丞(はちやはんのじょう)
大久保忠世(おおくぼただよ) 渡辺守綱(わたなべもりつな)
徳川信康(とくがわのぶやす) 天方通綱(てんぽうみちつな)
明智光秀(あけちみつひで) 穴山梅雪(あなやまばいせつ)
本多忠勝(ほんだただかつ) 榊原康政(さかきばらやすまさ)
初鹿野信昌(はじかののぶまさ) 本多正信(ほんだまさのぶ)

 ■ その他の登場する人物
*孫一(まごいち) 於波留(おはる)
於富(おとみ) *源太夫(げんだゆう)
於大(おだい) 真喜姫(まきひめ)
太原雪斎(たいげんせっさい) 茶屋四郎次郎(ちゃやしろうじろう)
旭姫(あさひひめ)

*印は著者の創作人物または実在したかどうかは不明な人

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2009.3.2
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